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シンプルライフと日和やの本棚

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2022年 12月 09日

audibleと目の病気

2018年の夏頃、目の前に砂鉄をばら撒いたような景色が目の前に広がりました。
元々飛蚊症はあったのですが、それどころではありません。

週末でしたが急ぎ眼科に駆け込むと、
後部硝子体剥離と診断され、その場で手術となりました。

光レーザー凝固治療。

手術といっても、麻酔をするでもなくベッドに横たわるわけでもありません。
椅子に座っているだけです。

剥がれそうな部分をレーザーで止めていく。

やることがないので数えていると、200回以上はレーザーを打っていました。

目の前のチリはそのまま治らない、と言われましたが
幸い診断以前の状態に数ヶ月かかりましたが見え方はだいぶよくなりました。

ですが、飛蚊症で目の前のチリが多めになり本を読むことが少しつらくなりました。

もちろん好きで楽しみにしている本は不思議に読めるのですが、
それ以外の本を読むことは減りました。

ですが2022年春頃からamazonのaudibleを聞きはじめました。
読める対象の本の種類が格段に増えてきたのです。

いわゆるベストセラーや話題の本、新書などのタイトル、
ブルーバックスなども増えています。

今では朝のウォーキングには欠かせない耳読となっています。

これまで読んだことのなかった本を読むきっかけにもなっています。

中国のSF小説『三体』、
気になる新書
繰り返し読んでいる『重力とはなにか』

歩きながら聴くのは楽しい。

ひと月1500円で興味を持った本が次々に読めて助かっています。

<

audibleの本はお試しで聴くことができます。

#637 耳でも聴ける、いい時代になりました

追記
2022年Audibleのまとめ

というメールが届きました。
視聴データとして

試聴回数 966回
視聴時間 15348分 (255.8時間)
最長連続試聴 448分 (7.4時間)

最短試聴&最長試聴
お気に入りの著者の視聴時間 3名分

こんなに読んだかしら…というのが実感です。
ウオーキングの時間や外出時に流しながら聞いているからでしょうか。







# by hiyoriya1410 | 2022-12-09 18:42 | 読書のまわり | Comments(0)
2022年 07月 07日

『チ。』と知、血、地、治、智

息子のハチにすすめられて読みはじめたマンガです。

完結しました。アニメ化されるそうです。

  

天動説をめぐる「知、血、地、治、智」のはなし。

真理と死。

12歳や14歳で真理に向きあい死をものともしないひと、
文字を知ることで考え方がまるっきり変わるひと、
人に託し死にゆくひと、
いずれも共に15世紀の時代をつくった人々と記憶される。

天動説のまわりで死にゆくひとは、
皆、瞳にホシを写して満足して死んでいったように見えました。

天動説はあくまで狂言回しで、
『チ。』は色々なチの中で「知」が1番しっくりくるチ、でした。

#638 キキョウの花が咲きはじめた7月




# by hiyoriya1410 | 2022-07-07 20:07 | 読書のまわり | Comments(0)
2022年 04月 08日

『呪術廻戦』と自己開示、グラスノスチ

呪術廻戦。

連載当時から週刊で読んでいました。

今局を変えてアニメ第1期が再放送されはじまりました。
フジテレビからTBS、23年には2期のアニメが放送される予定。



さて、ネアカなスポーツ万能主人公、虎杖悠仁は
宿儺の器としてその役目を果たそうとします。

対戦する相手が自分の呪術を開示するとチカラが底上げされる、
という設定にはちょっと唸りました。

自己開示。
手の内を見せることは不利なようにみえます。
不利なので使う時によりその代償として強くなる!

もうひとつ「縛り」もあります。
自分で課した制約。
破ると自分にしっぺ返しがくる。

自己開示は情報公開とおなじです。
ロシアがソ連のころ、ゴルバチョフ時代にペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(情報公開)を合言葉にしていたことが思い出されました。

情報というものの価値をうまくあらわしていると思います。
手を見せる、ことは価値を自体を変化させていること。
それってすごいことなのでは!


#639 呪術廻戦、好きなキャラは腸相




# by hiyoriya1410 | 2022-04-08 23:06 | 見たものイロイロ | Comments(0)
2022年 03月 29日

『発酵はおいしい!』と日和やのだいどころ

「日和やのだいどころ」はお店の屋号です。
高加水パンと発酵スイーツに店、そして今は
ぱんとおやつ。教室と販売会と間借りカフェ。

作っている高加水パン、パンも発酵。

酒、乳製品、茶、調味料、チョコレート、、、
世界にはさまざまな発酵食品があります。




こちらの本は、イラストが見やすく解説も簡潔。
教室に参加してくださる方々にも
わかりやすく見てもらうのに最適と購入しました。

世界各地で作られる発酵食品は、その風土と深い関係があり
保存できる優れもの。

発酵のおかげで食がどれだけ豊かなものになっているかは、
誰もが認めるところでしょう。

そもそもはっこうとは、
日本の発酵食研究の第一人者、小泉武夫さんの著書の冒頭に書かれたその定義には

細菌類、酵母類、糸状金(カビ)、藻菌類などの微生物そのものか、その酵素類が有機物または無機物に作用して、メタンやアルコール、有機酸のような有機化合物を生じたり、炭酸ガスや水素、アンモニア、硫化水素のような化合物を生じ、なおかつその現象が人類にとって有益となること。

有益、というのに合点がいきます。
発酵して腐敗とするものも多くありますから、
これは有害となりますね。

表裏一体が発酵の面白さでしょう。


#640 発酵はおもしろい、とパンを何回焼いても思います


# by hiyoriya1410 | 2022-03-29 00:03 | Comments(0)
2022年 02月 05日

『ミステリという勿れ』と意識と言葉

ぼやぼやしていたらあっという間に2月になりました。

さて
今回は話題作、田村由美さんの『ミステリという勿れ』。



単行本で10冊出ています。
ドラマ化され菅田将暉さんが主人公を演じています。

今どきのドラマ、マンガ原作はあふれていますが似てますね〜

大学生の久能整くんが、次々と事件の本質にせまります。

とにかく、喋る整くん。
それを聞いているだけで面白い。

原作は数年前に息子のハチにすすめられて読みはじめました。

整くんは人の言葉をよく聞いています。
たとえば、エピソード1では

あそこのおばあさん と そこのおばあさん

前者は知っている人で後者は知らない人。
何気なく発する言葉の使い方に、
その人しか知らないことがあらわれていました。

普段そこまで意識的にことばを選ぶことをしません。
言葉にするとき自分の中にある法則に則って
言葉を発しているんですね。

すべてのエピソードはゆるやかに星座でつながっているようです。

今後も楽しみにしたいと思います。


#641 出来るだけあいまいな言葉を使わないように心がけています


# by hiyoriya1410 | 2022-02-05 21:44 | 読書のまわり | Comments(0)