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2015年 01月 09日

新解さんと「四角形の歴史」

新解さん、とは辞書の新明解のこと。
赤瀬川原平さんが昨年亡くなりました。
彼の著書ではじめて読んだのが、
「新解さんの謎」でした。





版によって解説が違うという、確か最も売れている辞書のはず

17,8年前でしょうか。
二階の自室の窓際で読書。
本を読んでいて、大笑いしたのは初めてでした。
あまりの面白さに一気読み。

以後、彼の本を次々読みあさることに。
読んで思いました。

先に行き過ぎてる、
見方が独特、
審美眼の持ち主、
遊び上手、
絵が上手い、
そして、反逆者。

和楽、という女性誌のコラムをその頃連載していて
毎回唸りながら読んでいました。



「四角形の歴史」は、(こどもの哲学、大人の絵本)のシリーズで
3冊出ました。微妙な数…

人がなんとなく区切る時、四角い画面にしていないか。
その四角形はどこからやってきたのだろう。
というのがお題。

ガーン、とやられました。
考えたこともなかったですから。

風景を見る
絵の歴史
もっと昔の絵の歴史
四角形の歴史
四角形と犬

の5章で構成されています。

〜今の人間は風景を見ているが、昔の人間は物しか見ていなかった、
絵の歴史を見るとよくわかる〜

のだ、とか。

ものを描いて余白ができて、はじめて風景をのぞいた、らしい。
そして、まず四角い窓があった〜

でも大昔に四角い窓はない、自然界は曲線だらけ。
今の人間社会は四角だらけ、
どうも四角は人間の頭の中でできたらしい〜

人間が生きる上で、ものの並びが発生し、
向きが生じる、すると列になる、
そうして整理に理が繋がり四角形が文明の基本になった〜

生活の整理整頓から生まれた直線の重なりが四角形となって、
人間は合理の理を知った、〜
というわけです。

んー、ワタシはかなり納得できましたが、はてさて。

カタチの持つ意味は深いです。

赤瀬川少年は、世の中のものがだいたい四角形であることを
変だと感じていた、とあとがきにありました。

疑問を作り出せる能力が一番すごいと思えます。



c0345411_23040644.jpg
バランスボールと抱き枕のペンギンは曲線だらけ…


#965 パッと見わたしても四角だらけ、だから丸いものや柔らかいものに和む?



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by hiyoriya1410 | 2015-01-09 23:05 | 読書のまわり | Comments(0)


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