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シンプルライフと日和やの本棚

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2015年 08月 31日

本で読む体操と「もっとスゴイ!大人のラジオ体操 決定版」

「大人のラジオ体操」がブームとなったのは3年前くらいでしょうか。

以前「これが正しいラジオ体操」について書きましたが、
この講談社のシリーズは、最初が2012年春、本書は2013年発行、
”もっと” ”決定版” の文字が追加されています。
実はその前に ”実はスゴイ!大人のラジオ体操」がでています。
んん~、それこそが、スゴイ。


毎朝のラジオ体操を始めてから2年半、
さて、どんなことが実際書かれているのかチェックです。

3冊目ともいえる決定版が出たのは、2作目に第2体操が入っていなかったから。
第1体操がすばらしく、要望に応える形で翌年、青壮年を対象に作られてとあります。

ラジオ体操に歴史あり。
そもそもラジオ体操が誕生したのは1928年、「国民保険体操」として開始。
昭和天皇の御大典記念事業の一環でした。

当時の体操普及パンフレットには、次のような文言。
『昔から「健康は幸福の母」といわれるように、健康であって初めて人生の幸福衛お愉しむことができます。近代物質文明が急速に発展し生活は便利になりましたが、その一方で心体を使う作業範囲が減り不健康になります。(中略)それには適度な運動法で健康を維持する努力が必要です。』

85年前、、、ですが現代でも通じる文章です。


肝心の体操について。
第1体操のテーマは「姿勢と呼吸」。
すべての人に大切な要素、一般家庭向け、老若男女が対象、美しい動きで姿勢を正しく、ダイナミックストレッチの(相反神経を利用し、筋肉の弾性と関節の可動域を高める、ウォーミングアップに)。

第2体操のテーマは「強さとしなやかさ」。
アクティブで疲れにくい体をつくる、職場向け、青壮年層が対象、必要な筋肉を鍛える、バリスティックストレッチ(反動や弾みをつけて、筋肉の弾性と可動域を広げる、伸張反射を助長する、準備的ストレッチ)。

そして大事な、効果を高める3つのポイント。

1 自己流は×。ポイントを確認してから行いましょう
2 使う筋肉を意識しながら動きましょう

3 テキパキと元気よく動きましょう



ほかにも、
運動中の呼吸は、
伸びるときや胸を開くときに、吸う
力を入れるとき、緩めるとき、胸を閉じるときに、吐く

若々しい体作りのコツ
1 関節が十分に動くこと
2 筋肉がしっかりうごくこと
3 筋肉や関節を強調して十分動かせること

ひとつひとつの動作に詳細な説明が写真付きで解説されています。
かなり細かい、丁寧。


意識する、しない、は運動に大きな差を生じることは、実践してみると明らかです。
呼吸、姿勢、目線、関節の向き、動きの大きさ、広げる幅、丁寧にやると確かにかなりの運動です。
わずか3分なのに。

テレビでも動きをみることができます。
第1、2とも各13の運動があるので、
1動作づつ確認しながら正しい動きを会得しょうと思います。

DVD付き 幻のラジオ体操第3


こちらもあります



ラジオ体操が「徒手体操」と呼ばれる体操の一種。
18世紀スウェーデンなど北欧を中心とした徒手体操の影響を受けたようです。
腕をよく動かす体操、というのがワタシの印象だったので、合点がいきました。

本で読む体操と「もっとスゴイ!大人のラジオ体操 決定版」_c0345411_23211496.jpg

#775 夏休み中全国を廻っていたラジオ体操も明日から通常バージョン、賑やかな掛け声に元気がでた夏





by hiyoriya1410 | 2015-08-31 23:33 | 身辺雑 感 | Comments(0)


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