シンプルライフと日和やの本棚

ihoyiray.exblog.jp
ブログトップ
2017年 05月 30日

『花に染む』と和弓

第21回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した
くらもちふさこ『花に染む』。

読みました。いいもの読みました。

こちらは最終巻の8巻。

くらもちふさこさん、いったい何年ぶりでしょう。

昨年、画業45年、時が流れました。


和弓を引く花乃、陽大、陽向(火事で死亡)、雛は小学生から大学生へ。
さらに陽大を好く水野も加わり、展開の読めない不思議な感覚で読んだマンガでした。

読み進み最後は見事な着地点に吸い込まれました。

和弓が全体をつないではいるけれど主軸ではなく、
恋愛模様もあるようでなく、
放火という事件がありながらサスペンスもなく(心理的にはあったかも…)、

しいて言えば、伝統と日本人の身体と心、人と人との共感覚、とでもいいましょうか。

久しぶりにため息をつくマンガを読みました。


和弓には憧れがあります。

20年ほど前、よく通っていた長岡私立図書館の隣の体育館に弓道場があり、息子を連れてよく弓を放つところをながめていました。


『花に染む』の花乃は一目で流鏑馬する陽大に釘付けになりましたが、
私も同じです。

弓を放つ景色に釘付けになりました。いつかやりたいと…

的に当てるのが目的ではない。


『花に染む』で思い出したのは『ハチミツとクローバー』。
恋愛模様を描いているよう(描いていましたが)で、
創作する力の源はなに? 的なことを考えたマンガでした。

くらもちさんも羽海野さんも描く女の人が、みな格好いい!! ですね。


#698 『花に染む』はあまりマンガを読まない漫画家のヤマザキマリさんも楽しみにしていたマンガだったそうです


[PR]

by hiyoriya1410 | 2017-05-30 23:12 | 身辺雑想 | Comments(0)


<< 味噌の仕込みと『醗酵ライフ』      【ドキュメント72hours生... >>