シンプルライフと日和やの本棚

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2015年 04月 30日

男の顔と「東京日和」

写真家の荒木経惟さんの展覧会が、
表参道ヒルズで開催されていると新聞にありました。

「男ーアラーキーの裸ノ顔」展と題されたもので、
雑誌ダビンチに17年間連載された男たちの顔の写真展。

男こそ顔、を誤解なく解釈するのは、
新聞に掲載された北野武の今の写真と
連載1回目の写真を比べれば納得できるというもの。

男の顔、というと、以前何かで読んだ記憶がある話が。

イケメンのシェフがいるレストランは、
料理も美味しく繁盛していたのですが、
イケメンだから頻繁に足を運ぶご婦人もいて、
正当に仕事を評価してもらっていない想いを持っていた。
困ったシェフは整形して、ふつうの顔に変えたのです。
いわゆるイケメンは仕事には邪魔なのか、
それくらい男の顔は難しいもの。

さて、女の顔はどうなんでしょうね。


⚫︎
たくさんの写真集がありますが、
きょうはこちら。

  クリックするとamazonサイトへ

妻の陽子さんが最期に残したエッセイが収録されています。
アラーキーの写真とともに。
ヨーコに捧げたい。
と冒頭にありました。

ふたりで東京のあちらこちらを巡った写真はモノクロで、
アラーキーが後にひとりで巡った東京はカラー写真です。

本の表紙にふたりの名前があって、いい感じなのです。
アラーキーに撮られたヨーコさんの表情の無防備さが、
印象に残る本です。

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これは絶版かな、1993年発行です


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#870 桜も一気に葉桜に、葉のみどりが晴天に眩しい


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by hiyoriya1410 | 2015-04-30 23:27 | 身辺雑感 | Comments(0)
2015年 04月 29日

12人の仲間と「げんきなマドレーヌ」

春のイメージカラーは、桜のうすいピンクと黄色。

黄色は菜の花やレンギョウ、ラッパスイセン、
ワーッと咲きほこる姿が印象に残ります。
絵本「げんきなマドレーヌ」のイメージからーもまた黄色です。


エッフェル塔が表紙

背景がカラーページ以外は、いつも黄色、イエローが使われています。
マドレーヌの絵本の色はイエローのイメージです。
色の力でしょうか、黄色は元気がでる色。
春、いろんな始まりを迎える季節に、タイトルどおり元気をもらえる絵本です。

絵本の舞台はフランス。
一緒に暮らす12人の女の子たちが元気な姿で街中を闊歩していて爽快。
マドレーヌは一番のおちびさんで、
12人の面倒をみてくれるのが、ミス・クラベルです。
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コチラがミス・クラベル、マドレーヌといぬより

不思議にこのふたりのほか、名前が登場しません。
こうすることで、誰もがマドレーヌとしての視線をもてるように思います。

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マドレーヌといぬより、リズムとスピード感

気のあう仲間と、食べて、眠って、散歩して、遊んで、励ましあって。
絵本のマドレーヌは何歳でしょう。
親元を離れて暮らしている彼女たちにとって
仲間とミス・クラベル(先生)が世界のすべてです。
なんだか小学1年生をみるように感じてしまいました。

はじめて読んだときは、絵の巧みさには驚きました。
フランスの名所が描かれているのですが、絵画をみるようです。
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リュクサンブール公園


読む時期や環境が変わると、また感じ方も変わるものだと、つくづく思います。

絵本にしては地味なおさえた色彩が使われていますし、
暗い色調で鬱蒼とした感じ。


ところが、景色を描いた絵の中に、マドレーヌたちをみつけると、
はめ込まれたアニメーションのようにも見え、
不思議とそこがパーッと浮き立つよう。
服のラインが鋭角的で12人の女の子たちが動くと、
場面にスピード感が生まれるようです。パースの取り方が上手いのでしょうか。

マドレーヌたちの姿はむしろ記号化されたようなかわいらしさです。
ページ構成がカラーの絵画的ページとイエローと線のページで、
ランダムにあらわれることで、読んでいてもリズミカル。










マドレーヌはシリーズになっていますが、
描かれる人物もとてもチャーミングです。
ミス・クラベルはもちろん看護婦さんやおまわりさん。

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左は救急車とエッフェル塔、薔薇の花が美しい
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オペラ座の前
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リュクサンブール公園

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マドレーヌといぬより、サクレ・クール寺院とモンマルトル通り

マドレーヌシリーズ、みていると、フランスに行きたくなりますね。


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#871 一日中片づけ、冬にたまったものをあれこれ整理してスッキリ

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by hiyoriya1410 | 2015-04-29 22:55 | 絵本とともに | Comments(0)
2015年 04月 28日

高野文子さんのラジオ出演と「鏡の中の物理学」

今朝、新聞のラジオ欄を何気なくみると、
NHKの番組に高野文子さんが出演するではないですか。
(午前8:05〜11:58 すっぴんという番組のインタビューコーナー)

昨年秋に15年ぶりの新刊「ドミトリーともきんす」について、
紹介しましたが、この本はかなりの人気です。

amazonランキング科学読み物で1位

大きな書店(といってもTSUTAYAとか池袋のジュンク堂とか)では平積み、
特集コーナーに置いてありました。

人気も手伝っての出演なのでしょうが、
ラジオのコメントに、
生の声が聴けるなんて、とか
生きていらしたんですね、とか
ラジオに出演するなんて信じられません、とか

それくらい隠遁者のような方、という印象が強い人なのです。
これまでも35年の漫画家生活で、7冊の単行本をだしています。
1957年新潟県生まれ。
看護師として勤める傍ら、1979年デビュー。
1982年に日本漫画家協会賞、2003年に手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。

ラジオで経歴を紹介していました。
ラジオ出演は2回目とか。
当初、間があいたりして喋り慣れてない様子が伝わってきました。
けれども次第に慣れたようで、淡々と丁寧にお話しされていました。
ゆっくりとお話しされるのも新鮮でした。

本について。
描くきっかけとなったのは、
知り合いの編集者さんが自然科学の本をよく読んでいて、
読んでみたらとても良かった。
これを紹介する本を描いてみたい。
今までは架空のお話しを描いてきたが、実用の本を描きたかった。

子どもの頃は本屋さんもなくて、本は学校の図書館で読んだ。

絵の描き方。
Gペンは使わず、線が一定に引ける製図ペンを使用した。
今回のテーマは線に感情が入らない方がいいと思ったから。
静かな絵が描ける、とあとがきにもあります。


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68頁より、テッポウユリ

絵は身体を動かすと上手く描ける。
動きを絵にするとき、どこがどう伸びるのかわかっていないと描けないから。

絵で温度や湿度、香りを伝えたい、そのために描き方を工夫する。
これは作品ごとに作風が変わる、といった話から。

テーマは自らの困りごと。
それを絵と文字にしている、全作品に共通している。

これからは、図解の本を描いていきたい。

ラジオの内容ですが、ちょっとうろ覚えのところもありますが、
大方こんな感じでした。

⚫︎

「ドミトリーともきんす」の1回目に紹介しているのが、
こちら。

クリックするとamazonサイトへ  



朝永振一郎博士の名著。
・鏡の中の物理学
・素粒子は粒子であるか
・光子の裁判
の3編を収録しています。

鏡は左右が逆転するのに、上下は逆転しない。
言われるまで気がつかなかった、と目が開きました。

とくに「光子の裁判」は量子的粒子を、
波乃光子という被告人と見立てた裁判劇になっています。
どちらの窓を通り抜けたのか、論争が始まります。

本の帯に、
科学の本ってヒンヤリして気持ちがいい
とあります。
朝永博士の文章も静かで穏やか、心が休まります。

本の21頁にもありますが、
朝永博士が1974年に、子どもたちに向けた言葉を、
と言われて色紙に記したもの。


ふしぎだと思うこと これが科学の芽です
よく観察してたしかめる そして考えること これが科学の茎です
そうして最後になぞがとける これが科学の花です


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#872 高野文子さんのお話しが聴けてよかったです




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by hiyoriya1410 | 2015-04-28 23:37 | 暮らしと科学 | Comments(0)
2015年 04月 27日

椅子いろいろと「木の椅子~NHK美の壺」

ふだん過ごす部屋に、数えてみたら木の椅子が9脚。

丸椅子が2脚あるほかは、すべて形がちがいます。
2階やほかの部屋にあるものをあわせると17脚ありました。

座るだけでなく、テーブル代わりにしてみたり、カバン置きになっていたり、
椅子はいろんな使い道があります。

カタチがちがうほうが楽しいかな、と買うときに揃えて買わないようにしていたり、
Kukuからもらった椅子もいくつかあります。
部屋が変わると椅子の使い方もかわりますから。


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この椅子はkukuと鶴川団地で暮らしていたころ買ったもの。30年以上たちます。
テーブルとイス2脚セットでした。
椅子の座面を張り替えました。もとはブルーでした。

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その椅子にさらに生成りの麻でカバーを作りました。
白いソファにあわせたくて、こうするとまだまだ使えそう。
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キャメルの革の椅子と下の椅子はkukuからきたもの。
革の椅子は年を経て艶が良くなってきました。
通常よりも座面が高めで、kukuにはぴったりサイズだったよう

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この椅子が最も最近買ったもの、くるくる回すと高さがかわります。
座面も外れるのでテーブルにも。
長岡の家具と雑貨のSHSで。

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こちらはイケアで1000円ちょっとで購入。全方向から座れるって便利。
これもテーブルになります


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これはMUJIにて購入、かなり前のこと。
ちょっと肘をつける椅子が楽なのをこの椅子で知りました。



⚫︎
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番組で紹介されたツボは、
壱のツボ デザインに建築のエッセンス
弐のツボ 時を経た木の味わいを堪能せよ
参のツボ たたずまいに人の温もり

番組では北欧はデンマークの木の椅子つくりを紹介していました。
北欧にはすぐれたデザインのものが多く見られます。

日本は不思議と北欧と似ていると感じるのは、
同じ木の国だから、
と聞いたことがあります。
バイキングも木の船ですよね。

北欧の食器や雑貨、布も日本の生活に違和感なく溶け込むのは、
根っこの文化が似ているからなのだと、合点しました。



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#873 日中夏のような暑さ、桜は一気に葉桜に、これも爽やか



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by hiyoriya1410 | 2015-04-27 23:01 | 暮らしのエッセンス | Comments(0)
2015年 04月 26日

チーズケーキと『あまいテーブル』

この頃は週末にまとめてパンを焼くことが多くなりました。

今回は珍しく大きな角型でも焼いてみました。
蓋をしてカチッと四角に焼き上がりました
おそらく700gくらいは粉を使っているはず。

気温が高くなってきたので、発酵が早くなりました。
こねていても伸び方が寒い時と違います。

いつもの角型はバター、生クリーム入りの定番です。
焼き上がりの大きさにあまり違いがないようにみえるから不思議です。

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クリームチーズが冷蔵庫にあったので、チーズケーキも焼きました。
ヨーグルトを入れてさっぱりとした味。

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一晩冷蔵庫で冷やしたほうがおいしいようです。
丸型でなく、最近は角バットで焼いています。
型からケーキを取り出しやすいんです。
パラフィン紙が丸型に比べてしきやすいとか。

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⚫︎
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あまいテーブルは絶版のようです

お菓子つくりの本は、ながめているだけで嬉しい気分になります。
今は写真もきれいで、レイアウトも趣向を凝らしたものがたくさんでています。

こちらの本は20年前、1995年の発行。
リングでとじられ、表紙が固い、お菓子の本で箱入りという装丁。
作り方がイラストで描かれている、それがまた洒落ているんです。
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著者はテレビ朝日が放送していた「ニュースステーション」のニューヨーク特派員をしていた渡辺みなみさん。
ですから実はこの本のお菓子はアメリカのお菓子レシピです。
ちょっと珍しい。
アメリカのケーキは甘いだけで味はいまひとつ、という印象でしたから。
そんな興味も手伝って本をみると、そうでもないらしい。

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ちょっと変わったケーキもあります。

コーラとチョコチップのマフィン
ピーナッツバター・ブレッド・プディング
M&Mクッキー

コーラ、ピーナッツバター、M&M(チョコ)、アメリカっぽいですよね。

いくつかつくりましたが、なかでも一番気に入って何度も作ったのが、
NYチーズケーキ。

クリームチーズ 400g
サワークリーム 150g
砂糖 125g
全卵2個 卵黄1個
バニラビーンズ 1/2本  コーンスターチ 10g
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材料はこれだけ。
濃厚なチーズケーキが食べたくなったらコレでした。

今回作ったのは対極にあるようなさっぱり軽いチーズケーキ。
同じチーズケーキでもバリエーションは無限ですね。

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よっぱらいのチョコレートケーキ、ラム酒が150CCも入ります

#874 八海山もだいぶ雪が解けて、大きな山をみると気持ちもおおきくなります


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by hiyoriya1410 | 2015-04-26 21:40 | 食のまわり | Comments(0)
2015年 04月 25日

春夏の部屋と「人生がときめく片づけの魔法」

外気温が20℃をこえる日も増えてきたこの頃。
ようやくこたつを片づけて部屋を春夏仕様に模様替えです。
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午前中かけてやっとすっきりした部屋になりました。
このテーブル、じつは2年前に脚の部分を動くように取り換えました。
重いテーブルなのでこれでコロコロ移動も楽ちん、模様替えもひとりでできます。
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部屋のあちらこちらに間仕切りとしてかけてある、柿渋の麻布も埃を払ったり、
カバー類を洗濯したり。
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晴れていたので乾くのもあっという間。
掃除して片づけると気分爽快です。


⚫︎

こちらは大ベストセラーとなった片づけの本。

  クリックするとamazonサイトへ


先週でしたか、ニュースで、
アメリカの雑誌TIMEで恒例の「世界で最も影響力のある100人」が発表されました。
日本からは作家の村上春樹さんと、この本の著者近藤麻理恵さんが選ばれました。

片づけがの本、アメリカでもベストセラーなんですね。
片づけに国境はないということ。
ポイントはなんといっても、片づけというハウツーに感情を持ち込んだことでしょうか。

方法論はたくさんの本が出ていますが、
モノの取捨選択に、ときめくーときめかない、とすることで、
俄然整理しやすくなります。

きょうは居間の模様替えでしたが、
自分の持ち物の片づけも季節のいいこの時期にやろうと思います。

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#874 買うときにコレで買えば、断捨離も不要なのでは....



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by hiyoriya1410 | 2015-04-25 23:10 | 暮らしのエッセンス | Comments(0)
2015年 04月 24日

本・図書・読書の日と「橋をかける」

1日遅れましたが、きのうは、
サンジョルディの日、世界図書・著作権の日、子ども読書の日、
でした。

サンジョルディ〜は女性が男性に本を贈る日(男性は女性にバラを贈る)で、スペインの行事でしたが、
なんでもイベントにしてしまう日本は1986年から、書店が広めたようです。
ちなみにドン・キホーテの命日でもあります。

子どもの読書の日は2001年に文科省が制定。
子どもたちに読書に興味をもってもらおうというねらいのよう。
この頃から学校など積極的に朝の時間を使って、
本の読み聞かせを行うようになりましたね、全国規模で。

ここ十日町市でも、いくつかの小学校で保護者のボランティアが中心となり、
今も活動しています。

⚫︎




皇后陛下の美智子さまが書かれた、この本は、
子供時代の読書の思い出を 、語られたものを
書き起こし編集したものです。

1998年インドで行われた国際児童図書評議会の世界大会で、
「子供の本を通しての平和」と題されて、基調講演をされました。

本から多くの恩恵を受けてきたこと、
かつて愛読した児童文学を再び子供と読み返す喜びを与えられたこと、
子供を持って、新しくエッツやレオ・レオーニやバートンを知ったこと、
さらにトールキンCSルイス、サトクリフ、フィリッパ・ピアス等を知り得た喜び、が語られます。

そして、自らの子供時代の読書の体験を語ります。

▪️

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当時美智子さまの本が話題になり、疎開先で読んだ本が復刻された


疎開していた先に持ってきてくれた本が思い出に残っています。
(世界名作選、山本有三選)
本は楽しみを与えてくれました。
青年期の読書のための基礎を作ってくれました。
ある時は、根っこを与え、ある時は翼をくれました。
そして根っこと翼が内と外に橋をかけ、
世界を少しづつ広げて育っていく大きな助けになったのです。
本が子供の大切な友となり、助けにななります。

読書は悲しみや喜びにつき思い巡らす機会を与えてくれました。
本の中にさまざまな悲しみが描かれており、自分以外の人がどれほどに
深くものを感じ、どれだけ多く傷ついているかを気づかされたのは、
本を読むことによってでした。

読書は、人生の全てが、決して単純でないことを教えてくれました。
複雑さに耐えて生きていかなければならないということ。人と人との関係においても。国と国との関係においても。

▪️

あらためて読んで美智子さまの言葉が、
胸に響きます。


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#875 春になったともっとも感じるのは、このラッパ水仙が一斉に咲いたとき




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by hiyoriya1410 | 2015-04-24 23:46 | 読書のまわり | Comments(0)
2015年 04月 23日

紅茶と『ご冗談でしょう ファインマンさん』

ファインマンさんの文章は、とにかく楽しい。

はじめてよばれたお茶会で、
「紅茶にはレモンを入れますか、それともクリームがよろしいかしら」
と聞かれて、
「はい、両方お願いします」
と上の空で答えたのですが、
それを聞いたご婦人がいった言葉が「ファインマンさん、ご冗談でしょう」。

両方入れたら沈殿しますね、おそらくおいしくない…
エッセイのタイトルとしては抜群ですよね。

子どもの頃からとにかく好奇心旺盛、
なんにでも興味を持っていろんなことを試す。
結果よりも過程に楽しさを見出す。

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ファインマンさん、といってイメージするのはこの2枚
講義するファインマンさん、とコンゴを叩くファインマンさん

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お茶目でユーモラス、
文章がとにかく読みやすいのです。

物理の教科書としては名高い名著、
「ファインマン物理学」も同様に読みやすくわかりやすい。
翻訳してもその良さは十二分に伝わっています。

ノーベル物理学賞を受賞した科学者で、
軽妙なエッセイの名手。ロマンチスト。
永遠のやんちゃ精神の持ち主。
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こちらは電子など粒子の相互作用を図にししたファインマン図


11歳でホテルからラジオを直して欲しい、と依頼されたり、
同僚の机の鍵を観察と推理で開けてみたり、
へーっ、ほーっ、というエピソード満載。

きのうの内田麻理香さん同様、
ファインマンさんはワタシにとってもアイドルなのです。

世界で1000万部も売れたとか、
「困ります、ファインマンさん」「聞かせてよ、ファインマンさん」も


#876 この季節外は20℃越えても、家の中はひんやりします。汗をかいたりストーブを焚いたり

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by hiyoriya1410 | 2015-04-23 23:31 | 暮らしと科学 | Comments(0)
2015年 04月 22日

春色の表紙と「恋する天才科学者」

市内の桜は満開ですが、
ここ数年を見ていると、今年は咲きが少いようです。
昨年は勢いよく、一昨年は少なかったと記憶しています。

桜の花の見頃は1週間からほどですが、
眺めるに気分は歳とともに変わってきました。

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こちらは福島・三春町の桜が見事


⚫︎
表紙を見たらなんだか春の本、という感じがします。
柔らかいピンクと水色と卵色。
書名も「恋する天才科学者」。

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この「恋」には3つの意味がある、とまえがきにあります。

①科学者としての「科学」への恋
②「人」に恋した科学者の人間的な側面
③「著者自身」が恋に落ちた科学者への憧れ

偉大な業績を上げた16人の科学者を、
3つの「恋」から独自の視点で解説しています。
それぞれにチャートがつけられていて意外な人物像が現れたりします。
チャートは横軸に、叩き上げ系←→坊ちゃん育ち、
縦軸に、家庭的←→浮気性、でできています。

著者の内田麻理香さんが惚れ込んで
物理学に興味を持ったファインマンさん。
ワタシも大ファン。

科学者たちの人間的魅力を充分に感じられます。
ちなみに、
アイザック・ニュートンは、女嫌いでケンカ好きの「政治屋」科学者
チャールズ・ダーウィンは、親のスネかじりの「家康的」野心家
エヴァリスト・ガロアは、絶望に縁取られた「間男」な天才美少年
アルフレッド・ノーベルは、生涯独身・でも女に彩られたノーベル賞設立者
アルベルト・アインシュタインは、女グセが悪い暴言家
エルヴィン・シュレーディンガーは、科学界の光源氏
リチャード・ファインマンは、「永遠の少年」の魔術師
といった具合。

楽しく読めたナナメ読みの科学者偉人伝です。

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#877 見上げれば桜、道端にも小花が咲いてすっかり春


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by hiyoriya1410 | 2015-04-22 23:48 | 暮らしと科学 | Comments(0)
2015年 04月 21日

パンづくりと「酵母から考えるパンづくり」

春になるとパンづくりが楽しくなります。
気温が上がって発酵しやすくなるからです。
ムクムクと膨らむと嬉しくなります。

冬の間はサワー種も発酵しにくいので作りませんでしたが、
これからはいい季節、パン種も仕込んでみようと思います。

先月、代官山のTSUTAYAで「パンの世界」という本を購入。
中を少し見たかったので、本屋さんで探していました
志賀勝栄さんの著書というのは知っていましたが、
書店の人に聞くと、書名をいうと
「志賀さんのですね」と即、案内してくれました。

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経歴をみてびっくり、出身地がここではありませんか。
志賀姓は松之山の方の苗字のはず。

志賀さんの本は、知ってはいたのですが、プロ仕様の本はだったので
眺めるにとどまっていました。
酵母種を再び作るようになったので、参考にと思っています。



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少量イースト、冷蔵長時間発酵のパン
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こちらはサワー種のパン


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はじめに、にもあるようにプロのパン作りのために、
再現性の高さに気を配った、とあります。

レシピも細かく正確。
発酵種も、老麺、レーズン種、ルバァン種、ポップ種、サワー種、レモン種の
各種作り方が詳細にあります。
イーストでつくるパンも、微量イースト・長時間発酵でつくるパンは、
ワタシの定番ですが、志賀さんが大元だったようです。

あらためてパンづくりに対する真摯な姿勢が、
ヒシヒシと伝わってきます。

プロフェッショナルな仕事は見ているだけで、
心があらわれる、そんな1冊です。

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#878 市内の桜がようやく満開です

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by hiyoriya1410 | 2015-04-21 23:13 | 食のまわり | Comments(0)