1 2016年 01月 31日
1月29日放送のEテレ【SWICHインタビュー】は、 芸人でIT企業役員の厚切りジェイソンさんと、 日本語の研究者、杏林大学教授の金田一秀穂さんでした。 日本語の不思議をネタに1年で大ブレイクしたジェイソンさん。 決め言葉が『Why japanese people』。 番組後半は金田一先生に大学の授業を受ける形で行われました。 一部を覚書に。 ■ 日本語のは曖昧といわれるが、実は分析的。 あつっ、いたっ、さぶっ、きもっ、こわっ 聞くだけで、どんな状況かわかる、使い分けている。 英語や中国語は分かれていない。 「ある」と「いる」について、はじめから日本語は存在について区別している。 馬、人 は「 いる」 チョーク、黒板 は 「ある」 泳いでいる魚 「いる」 干物の魚 「ある」 駅前にタクシー が「いる」 車庫にタクシー が「ある」 (ぬいぐるみの)クマが 「いる」 ぬいぐるみ(のクマ)が 「ある」 ぬいぐるみのクマが 「いる」 クマのぬいぐるみが 「ある」 「いる」「ある」の違いは、 気持ちのあるなし、共感できるかどうかで決まる 自分と同じように考えられるかどうかが「いる」「ある」の区別。 人によって意味は曖昧、言葉は曖昧なもの。 誰かがきめるものではないはない、使い方は自由。 外国人に日本語を教えていた時、 日本語でしゃべると身体が小さくなった気がする。 言語によって性格が変わる。 考えることが言語を作る〜考える言葉。 例えば、 「刺身」と「死んだ魚の肉」は同じものだが、受ける印象は全く異なる。 「刺身」だから、おいしい。 「刺身」という言葉を食べている。 言葉で考えて言葉で感じている。 言葉を変えることでタブー、汚いもの、怖いものを 他のものに変えてしまう。 いろいろな言葉を知っているほうが、 人間としても幅が広がる、人生が豊かになる。 金田一家といえば、日本語の大家。 以下はamazonより。 商品内容 コンビニで使われる敬語が一般化している。 京助・春彦に続く日本語研究3代目の秀穂が、言葉の謎に分け入って変化や揺れを探っていく。 辞書編集の老舗家系としては、これからの言葉が変わる予感もあり、 IT化時代の外国語と日本語、といったテーマにも肉薄。 ●金田一家、三代 【初代】金田一京助(きんだいち・きょうすけ) 1882(明治15)年、盛岡市生まれ。東京帝国大学言語学科卒。 國學院大學教授、東京帝国大学教授。 アイヌ語研究で有名で、言語学・民俗学者として成し遂げた研究は「金田一学」ともいわれ、文化勲章受賞。 石川啄木の親友として知られる。1971(昭和46)年没、89歳。 【二代目】金田一春彦(きんだいち・はるひこ) 1913(大正2)年、京助の長男として東京都に生まれる。東京帝国大学国文学科卒業。 日華学院などで教え、のち東京外国語大学教授、上智大学教授。 平安時代から現代にいたる京都語のアクセントの変遷を明らかにし、全国の方言のアクセントについて敷衍した。 文化功労者、名誉都民。2004(平成16)年、91歳で没。 【三代目】金田一秀穂(きんだいち・ひでほ) 1953(昭和28)年、春彦の次男として東京都に生まれる。 上智大学心理学科卒、東京外国語大学大学院修了。杏林大学外国語学部教授。 中国大連外語学院、コロンビア大学などの講師、 国際交流基金日本語国際センター客員講師、ハーバード大学客員研究員などを歴任。 #699 ネコヤナギをわけていただきました。ベルベットのような輝きに見惚れます ▲
by hiyoriya1410
| 2016-01-31 19:13
| 身辺雑感
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2016年 01月 23日
アイリーンのお母さんは仕立て屋さん。 出来上がったのはお屋敷の奥様に頼まれたピンク色のドレス。 「かぜをひいたらしいの。こんやのパーティにまにあうように おとどけしなくちゃ ならないのに」 そこでアイリーンがお届けすることになるのです。 赤い帽子、赤いマフラー、コートにブーツ、手袋をはめて、 ドレスを入れた黄色の大きな箱を抱えて出かけます。 猛吹雪に大きな箱をあおられながらも、風を押して進みます。 かぜは ようふくばこに からみつき なぐりかかり、 うばいとろうとします。 「わたすもんか、おかあさんが つくった ドレス!」 からみつき、なぐりかかり~ このページをみていたら、 子どものころ、小さく軽い体が風に翻弄された時の感触を思い出しました。 前からうしろから、右から左から、 見えない誰かの手で揺さぶられているかのような感触。 そしてその楽しさが、なんとも言えず。 苦しくて辛くて困っているのに、不思議と嬉しくて笑ってしまいそうになる、 いろいろな感情がない交ぜになっている状況。 そういう感情が自然の中では自然に生まれるのですね。 さて、お話の続き。 必死に風に抵抗したアイリーンでしたが、 大風にあおられ箱からドレスを持っていかれます。 さあ、たいへん。 吹雪はますますひどくなり、次第に暗くなってきます。 黄色い箱だけもって雪に埋もれながら、進みます。 やっと明かりの灯ったお屋敷を下にみて、 箱をそり代わりにして、一気に下るアイリーンの爽快な表情。 そして下ってふと木の幹をみると、 なんと、ドレスが張り付いているではないですか。 「おかあさん!」 と思わず叫び喜ぶアイリーン。 無事にドレスを届けて一安心。 パーティにも参加して、翌朝お医者さんとともにお母さんのもとに帰ります。 奥様からの手紙には、 ードレス ほんとに きにいりました。アイリーンは すばらしい お子さんですよ。 でも、このことは お母さんが いちばん よく しっていたのです。 こうして、おはなしはおわります。 吹雪の中をひるまず進むアイリーンは、タイトルどおり 「ゆうかんな アイリーン」なのでした。 #700 この時期、屋根に雪が積もっていない冬が不思議。でも寒い。朝起きると台所は4℃、部屋も5℃ ▲
by hiyoriya1410
| 2016-01-23 21:00
| 絵本とともに
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2016年 01月 11日
一度パンを切ったら手放せません。 切れ味のよさは天下一品。 新潟は三条のタダフサのパン切り包丁です。 以前の記事はコチラ 昨年暮れにパン切り包丁のタダフサに、包丁を研ぎ に出していました。 少し刃が欠けた所があって、 最近のfbをみていたら、 カンパーニュやバケットの硬いパンを切るときは要注意、 とありました。 自分で焼いたカンパーニュで欠けたのかも。 でも普段使う時に切れないわけではなく、 よく切れていました。 でも気になるので研いでもらおうかな、と。 2年前に買ったものです。 ショップが新しくなったと知り、 実家(三条)に行くついでに、見学、 包丁も研いでもらうことに。 研ぎは1500円で郵送でも受け付けています。 買った時の箱に入れて送ることができます。 1週間ほどで郵送して返してくれるようです。 フェイスブックはコチラ 土曜日は即日研ぎ直しているようですね。 研ぎ直しの包丁を見てビックリ、 美しい。 まるで新品です。 やっぱり自分で研ぐのとは、一味違います。 ■ お店にも置いてあった本。 フルタイトルは 「老舗を再生させた13代がどうしても伝えたい 小さな会社の生きる道」 と大層長いのです。 以下はamazonから。 内容(「BOOK」データベースより)進化を続ける創業300年の麻の老舗が宣言「日本のものづくりを元気にする!」5つの小さな会社が見つけた生きる道とは。決算書の読み方から商品政策、リブランディングまで「ものづくり企業に必要な考え方44」。 著者について京都大学法学部卒業後、富士通株式会社を経て、2002年に家業の中川政七商店に入社。 5件の事例があげられていますが、 新潟から、包丁のタダフサと五泉のニットの会社のポンチョが 紹介されています。 このポンチョ、3年ほど前にネットで見つけ、購入。 洒落てるなぁ、と。 minoのブランドで展開しているサイフクのホームページはコチラ カタログもストーリーがあります。 ポンチョはとても素敵なんですが、 残念ながら家事には向かないなぁが実感です。 もっぱらお出かけ用として愛用しています。 シルエットが独特で着ていて楽しくなる衣服ですね。 新潟の磁場産業、頑張ってますよね。 最近も琺瑯の薄手の鍋ユニロイに注目。 世界一軽いホーローの鍋と銘打ってます。 これも欲しいなぁ〜。 バーミキュラ買ったばかりだし、 コチラを先に知ってればね。 ごはん炊き用はあれでよかった気もするし。 悩ましいところです。 囲炉裡に掛かっていた鍋、のイメージです。 あれは鉄のお鍋ですよね。 大きくて薄手、日本の鍋、という気がします。 気に入った道具や衣服を使うと、その度に嬉しくなるものです #701 雪になった成人の日、小正月は15日がやっぱりいいな ▲
by hiyoriya1410
| 2016-01-11 23:57
| 身辺雑感
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2016年 01月 03日
50代は40代後半からの更年期もあり、 身体の変化が激しい時期だと感じます。 (もちろん個人差はありますが) 体力も低下、筋力も落ち、代謝も落ち、 脂肪もつきやすくなるし、 さらに目の見え方はどんどん変わる。 慢性的にどこか不調(のように感じる)。 さらに巷で言われていたように、 すぐにモノの名前が出てこなくなるという状況に直面するし、 やれやれ、と思うと。ことが次から次へと怒るのです。 仕方ないとは思いつつ、これではいけない、と思い焦ってみたり。 とりあえず健康体でいなければ、と。 そのためには適切な運動と適切な食事でしょうか。 ストレスの少ない暮らし、笑って過ごすこと。 地道に心がけ実践するしかなさそうですねぇ。 ■ タイトルが飛び込んできて、手に取りました。 パラパラめくると、いわゆるマンガ・エッセイで描かれたもの。 表紙にはベンチプレスをする主人公とおぼしき女性が、 「100日で人は変われるのだっ!」と。 以下はamazonから。 内容紹介20数年前、子育て体験コミックで大人気を博した高橋陽子先生・“陽子ママ”の最新書き下ろしコミックエッセイ。子育ても一段落した40代後半、ふと気付けば、横断歩道の半分程度しか走れない貧弱な体力に、ちょっとやそっとでは落ちなくなった脂肪……「これじゃいけない!」一念発起! 陽子ママが「体を動かすこと」を始めたのは、50代にさしかかる頃でした。 50代になって痩せにくくなった著者は、 とりあえずジムに通います。 以前ひとりで取り組んで失敗したので、トレーナーについて指導をあおぎます。 単純に痩せたい、運動しなければ、という思いで始めたのですが、 トレーナーに「どうなりたいのか」と問われ、なりたいものがわからない自分がいました。 そこで、まず基礎トレーニングをしていきます。 運動習慣をつけることが大切なんですね。 そして100日やってなにかできるようになりたい、と決めます。 ![]() 100日チャレンジのルールは、 ●とにかく100日間1つの目標にむかってやってみる ●目標はトレーナーが本人の今できるレベルのところから考えて決める こうして、懸垂は0回が2回、 次に チャレンジした垂直跳びは、27センチが36センチ、 ベンチプレス25kgが40kg、 6分泳ぐのが限界&200mが20分ラクラク&750m、 と見事な成果をあげます。 ![]() ![]() さらにはアスリートレベルの ボディメイクを目指して、 高タンパク低脂肪の食事を実践、運動とあわせて、 100日チャレンジで、体脂肪20%が14%と 健康的なもの美ボディも手に入れるのです。 やはり専門家のアドバイスがあると違いますね。 でも言われるままではいけないと、文中にもあります。 まず、基本的なコトを学ぶ、 とにかく続けるコトを学ぶ、 やり方を工夫するコトを学ぶ、 自分で考えるコトを学ぶ、 身体のバランスを整えるコトを学ぶ、 ちゃんと体を動かすコトを学ぶ これらが実践しながら学んだことです。 ![]() 最後に、どうなりたいのか、という答えをみつけます。 「これから走ったり泳いだり登ったり跳んだり、 いろんなコトを楽しみたいです。 うーんと遊びたいです。 だから『遊べる力がある!』 そういう体になりたいです!!」と。 期間を決めて、目に見える成果を数字で確認できる100日チャレンジ。 なにをするにも健康な身体があってこそ、ですね。 見習いたいものです。 ![]() #703 11時頃長岡市栃尾あたりを車で走っていると突然の雨、その音の大きさに驚く。隣で運転しているkukuの声も聞こえにくい雨音にちょっとワクワク。30分ほどで通りすぎました ▲
by hiyoriya1410
| 2016-01-03 23:24
| 身辺雑感
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2016年 01月 01日
最近つくるお菓子は、なかしましほさんのレシピです。 バターのかわりに菜種油を使います。 マフィンは、バターのかわりにグレープシードオイルを使っていました。 ヘルシーさからいっても、バターを使わないシフォンケーキがお気に入りですしね。 (もちろんバターを使うお菓子も好きなんです、リンゴのお菓子はやっぱりバター) ですから、なかしまさんの本はわが意を得たり、といったところでした。 バターを使わずにサクサク感があるスコーンになって、びっくり。 炊いた小豆(餡)があったので、”あんこのスコーン”作りました。 あんこの甘さを使うレシピですが、しっかり満足感のある出来でした。 「シフォンケーキの本」から基本のレシピを作りました 手元にある型が20cmなので17cm基本のレシピでは、調整しています。 今まで作っているレシピより油分水分がやや少なめです。 これを紙コップに入れて焼く”子どもシフォン”も作りましたが、 お弁当のおやつにぴったりです。(コップなので潰れる心配がない) ■ 買ったのはこちらの本。 「もっちりシフォンケーキ」では、ゆずや黒ビールなど6種のシフォンケーキと、 同じ生地を使った4種のアレンジシフォンとシフォンに添えるソースが6種。 「さっくりクッキーetc.」では、クラッカーやビスケット、スコーンにマフィン、ビスコッティなど15種、 酒かすクラッカーやごまきなこスコーン、黒糖とチョコレートのビスコッティを作ってみたいかな。 「どっしりケーキ」は6種類。お正月の黒豆があるので黒豆ガトーショコラは作らねば。 最もつくるシフォンケーキ、スコーンやマフィンのレシピも(クッキーに含まれていました)。 ビスコッティや蒸しパンもあるし、クラッカーは作ったことがないので、 このレシピで作ってみましょ。 どっしりケーキはお菓子を作り始めたころ バターをたっぷり使って作っていました。 このレシピではバナナケーキやブラウニーも菜種油を使います。 どんな味になるか楽しみです。 #703 青空がのぞいた元旦。空色をみると気分は晴れやか ▲
by hiyoriya1410
| 2016-01-01 15:26
| 食のまわり
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