シンプルライフと日和やの本棚

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2017年 08月 30日

ガラスペンと『なんにもない部屋のもの選び』

夏休みでお盆の頃帰省していたハチと長岡の文具店へ行きました。

文具好きで文具を開発する人になりたいようです。

高校生の頃はシャーペンをあれこれ試していましたが、
最近は万年筆やガラスペンに夢中なようです。

文具店でもそれらを見て、うっとり。

しています。



インクの色も今は色々あるんですね〜
試し書きしたり、見てまわり1時間以上もペンのあたりウロウロしていました。


自分で調べて軽井沢にガラスペン作家がいるようで、8月下旬ワークショップに行くと言ってました。

ホームページを見て、女性じゃないか、とー言っていましたが、
果たして、女性だったそうですよ、さすが。



その後
いつものごとく書店をのぞき、ミニマリストに傾倒?しているハチは、
ゆるりまいさんの本が見たいと椅子に座り読み出します。

ワタシもつられて読んでみます。

以前、ゆるりさんのがらんどうのお部屋をみたときは、これってえどうなんだろうーとちょっと〜疑問でした。

でもアリだよね、とは思っています。

この本は、モノの捨て魔である彼女が選んだモノたち。



ハチには「ここにあるもの、ままさんの好みに似てるね」といわれました。

いつの間にかしっかり息子に好みを悟られています。


確かに…

木製フロアワイプはすぐにでも欲しいかも。

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#680 お味噌にメイプルシロップを加えた焼きおにぎりが朝ごはん



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by hiyoriya1410 | 2017-08-30 23:56 | 暮らしのエッセンス | Comments(0)
2017年 07月 30日

藤井聡太四段の新聞の読み方と『先崎学の子ども将棋』

将棋の公式戦連戦記録を更新した藤井聡太さん。

食べるお昼のメニューから子供の頃遊んでいたおもちゃまでなにかと話題になりました。

そんな中、新聞でまつわる記事を読みました。


小学生の頃、最初は子ども新聞を読んでいたそうですが、すぐに普通の新聞を読むようになったといいます。

その読み方です。

まず、1面を読みます。
次に一番後ろに戻って社会面からめくるのだそうです。
もちろん将棋の欄も必見。
海外面の動向記事が好きだとありました。

(掲載記事を探したのですが見つからず7月になってからだったと思います)

この読み方、ワタシと同じなんです!

ここ20年、新聞を読むようになって不思議に後ろからめくる癖があります。
将棋の観戦が趣味(といってもNHK杯などTVで観戦できるものですが…)ですから、ずっと産経新聞の棋王戦の対戦記を読んで将棋界のこまごました記者の情報を楽しく読んでいました。
海外面の小さな記事も日本の状況と照らし合わせると色々とかんじるところあり、単にユニークな話あり、好きで読んでいます。

(以下、追記 8/11)

新聞記事見つかりました。

新潟日報2017/7/9fumufumu J ~ジュニア版の差し込み新聞です。

この時は連勝記録を30年ぶりに達成した記念特集。以下は新聞の読み方についての全文。

 
毎日読む新聞 役に立つ

藤井聡太四段は学校から帰ると新聞を開く。1面を見た後、社会面、将棋乱に目を通し、ページを前の方にめくっていくという。よく読むコーナーは特派員のコラム。海外の人々の日常がよく伝わってくるからだ。
 初めは子供向けの新聞を読んでいたが、小学4年ごろから自然と普通の新聞を読むようになった。テレビはあまり見ないため、普段の情報源は新聞だ。家族の話題のきっかけになることもある。スマホはプロ棋士の公式戦の中継を見る際に、パソコンは将棋の研究にかつようしているが、それ意外にはあまり使わない。
 新聞を読むことが実際に役立つことも実感している。名古屋市の中高一貫校に通う。受験を決めたのは小学6年生の12月。塾に通わなくても合格できたのは、新聞で得た知識が大きかったという。
 紙の新聞にはさまざまなニュースが隣り合わせに載っていて、どれが大事なのか自然と考えるようになる。将棋の手を読む時も、局面のどこが急所なのかを見極めることが大切。新聞を読むこととの共通点だと感じているという。
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言動を見ているだけで清々しく、どのように成長していくのかを見ているだけで楽しみにさせてくれる人です。

タイトル戦に名乗りをあげるのもそう遠くないことと思います。



『先崎学の子ども将棋』は、ハチが小学校の時将棋を始めた時に購入したもの。
先崎さんの文書は楽しく、わかりやすいです。

先崎さんは今年映画化でも話題になった人気マンガ『3月のライオン』で軽妙なコラムを書き、監修もつとめている人です。
たしかボクシングが趣味、奥様は囲碁棋士。文章を読んでいるせいか、TVで見ると親近感がわいてきます。

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#687 ピスタチオのジェラードは土市駅近くにあるお店のもの。夏、アイスクリームの誘惑は逃れられません


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by hiyoriya1410 | 2017-07-30 18:47 | 身辺雑感 | Comments(0)
2017年 01月 13日

味噌づくりと【家庭料理の大きな世界】(くらし部門)

やっとみそ作りができました。

今回は、大豆1kg、米麹1kg、塩500g です。
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地元の大豆

大豆を圧力鍋で2回に分けて柔らかくして
塩と麹と合わせるのも2回に分けてました。
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塩と麹を擦り合わせて少しつぶします。手が麹でスベスベになります

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大豆とゆで汁を分けておきます

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前回、量が多くなって道具が間に合わず
かなりあたふたしたので、
この方法なら3時間でできました。
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潰して固いなら、ゆで汁で調整。耳たぶくらい
味噌玉にして瓶につめます


途中あれこれできますしね。

4Lの瓶に丁度入りました。
半年後が楽しみです。
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4リットルの瓶に丁度

おりしも寒波襲来、
これを機にもう少し仕込みたい。
黒豆のお味噌に今回は挑戦してみます。


きょうご紹介するのは
本ではなくネット上でのインタビュー特集です。

土井善晴さんと糸井重里さんの
11回にわたる対談「家庭料理の大きな世界」です。



土井さんの最新作はこちらです。



お味噌はなくてはならないものですから。
お出しがなくても本当においしいお味噌汁ができます。
もちろんあってもおいしいです。

土井さんのこちらの本も美しいです。
土井さんのご本を読むと
お味噌仕込まなきゃ、といつも思っていたのでした。



#593 雪、ゆき、ユキ の1日でした。明日には1mを超えそうです。冷たくて気持ちいい
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トイレのフィギュアも酉年仕様








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by hiyoriya1410 | 2017-01-13 22:36 | 食のまわり | Comments(0)
2016年 11月 23日

『一汁一菜でよいという提案』とお味噌のおむすび

土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』は、
面白くて一気に読みました。


これ以上ない具体的な提案をタイトルにしながら
日本の食文化について、深く考えられた
とてもすてきな本です。

読み終えて日本に生まれてよかった、
と思えました。

目から鱗のこともたくさん。

例えば、
食事。食べること、と思いがちですが、
食にまつわる日々の営みが「食(の)事」であり、
買い物〜下ごしらえ〜調理〜お料理〜食べる〜片付ける〜
サイクルとなっている、それが食事なのだと。

ハレとケの料理。ハレの料理が神様への献上品であることが、
手間をかけることをいとわない、
ケの料理としての日常の一汁一菜、はまさに手間をかけない料理。

モッタイナイ、和食が芯を食する料理でもあること。

よく手を洗う、清潔、きれい、澄む、
縄文から続く清らかさを持ち合わせていた日本人。

土井先生のような方が「一汁一菜でよい』と言ってくださることが
何よりうれしい。

提案されている具沢山のお味噌汁、
出汁を使わずとも本当に美味しくできますね。

来年春、自炊をはじめるハチにも
この本を送りたい。
実践してくれたらそれだけで安心できそうです。

「和食を初期化する」という項目で
懐かしい時代が語られています。

ワタシにとって「ごはん、そしてお味噌」といえば、
お味噌のおむすびです。
小学生の頃、学校から戻るとお腹が減って
母に言うと丸いおむすびを作ってくれて、
戸棚の味噌甕に手を入れて、チョチョイと
おむすびにつけて、おやつにしていたのです。

今は手前味噌を、もっぱら焼きおにぎりにして
食べていますが、今度まんまのおむすびを作ってみましょう。

土井善晴さんのこちらの本も。

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どちらかが一つの株だと言うのでびっくり、両手に抱えるほどの大きさ
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#613 知人の家の菊の鉢が見事。蜂がその匂いに引き寄せられてすごい数に驚き、菊がこんなに香る花だったとは

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by hiyoriya1410 | 2016-11-23 12:09 | 身辺雑想 | Comments(0)
2016年 05月 17日

《MIYAKE ISSEY展》の衣服展示

六本木、新国立美術館の「三宅一生の仕事」と題された展覧会に行きました。
【9次元からきた男】をみたあとに、これもどうしてもみたかったもの。
とにかく展示の仕方がカッコいいのです。
衣服をこんな風にも展示できるんだ、と
目からウロコでした。

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フライングソーサーの大きなレプリカが楽しい

1970年から現在に至る仕事を紹介、
厳選された百数十点の服がテーマに沿って展示されています。
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チラシです

入ってすぐ、照明は落とし気味の空間、
幅5mほどの細長い場所に、一列に年代順に並んだ衣服。
ダンボールを重ねて作られたマネキン、
一服毎に対話するように鑑賞できます。
どれも古さを感じません。

左手に入ると一転、真っ白な明るい空間に、
透明のマネキンのグリッドボディは吉岡徳仁氏によるもの。
プラスチックボディなどの服がランダムに並びます。

次の部屋が一番広くて、まず目に入るのが世界の国々の国旗をモチーフにしたもの。
オリンピックイヤーですしね。
代表作のプリーツで作られていました。


面白かったのが、平面から立体になる衣服。
1/2の大きさの服をマネキンに着せつける、というもの。
丸、四角、もうひとつあって、計3か所、
ビデオの解説で数分かけて着せ、また元の平面に戻します。
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服が立ち上がって着るものになる様子に心躍ります。
そして見事に畳まれていく様子に感嘆の声をあげるのです。

巨大なロールの生地が天井に展示されて、
そこから服が立ち上がっている展示も。
裁断を自分でして完成する衣服もありましたよね。

日本の伝統技法、刺し子、上布(麻)、染めや織りの技術、紙布など
全国をくまなく歩いたと以前TV番組で見ました。

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2015年に放送された番組の記事はコチラ
1325.の衣服に触ってみたい、と番組をみて思いましたが、
1/2ですが、願いは叶いました、半分。
会期は6月13日までです。

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#667 ワクワクする衣服を身につけることって大事、と歳をとるとより実感できます
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by hiyoriya1410 | 2016-05-17 18:40 | 見たものイロイロ | Comments(0)
2016年 04月 03日

「経済学のセンスを磨く」の直感力

大竹文雄先生はEテレの【オイコノミア】で知りました。

何人かの大学の先生が登場します。
レギュラーで登場される方は、どなたもお話が楽しく
経済学者の認識を新たにしました。

中でも、物腰の柔らかそうな解説と穏やか風貌の大竹先生、
もう大ファンになってしまいました。

行動経済学が専門ということで、
実験の様子なども新鮮でした。

◼️



本を読んでみようと、この本をチョイス。
まえがきの一節に、
経済学を身につけると、直感的判断が正しいかどうかを自分でチェックできるようになるのだ
とあります。また、
現代の経済学は〜心理学や社会学の成果を取り入れて、現実的な人間像を前提にした経済学はが組み立てられてきているのだ。
番組を見ていて感じていたことでした。

本は4章に分かれています。
第1章の千両みかんの経済学は落語からの引用です。
価格と価値について、わかりやすく解説されています。
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経済学のセンスを磨く、といことは、
数学によって論理的思考を身につけるのと 、同じ意味を持つともあります。

読んで納得、です。


#687 「千両みかん」は大好きな噺。真夏にみかん、江戸時代にはなかったんですね


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by hiyoriya1410 | 2016-04-03 23:11 | 身辺雑感 | Comments(0)
2016年 01月 31日

「金田一家、日本語百年のひみつ」の秀穂さんと厚切りジェイソン

1月29日放送のEテレ【SWICHインタビュー】は、
芸人でIT企業役員の厚切りジェイソンさんと、
日本語の研究者、杏林大学教授の金田一秀穂さんでした。

日本語の不思議をネタに1年で大ブレイクしたジェイソンさん。
決め言葉が『Why japanese people』。

番組後半は金田一先生に大学の授業を受ける形で行われました。
一部を覚書に。


日本語のは曖昧といわれるが、実は分析的。

あつっ、いたっ、さぶっ、きもっ、こわっ

聞くだけで、どんな状況かわかる、使い分けている。
英語や中国語は分かれていない。

「ある」と「いる」について、はじめから日本語は存在について区別している。
馬、人 は「 いる」
チョーク、黒板 は 「ある」

泳いでいる魚 「いる」
干物の魚 「ある」

駅前にタクシー が「いる」
車庫にタクシー が「ある」

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(ぬいぐるみの)クマが 「いる」
ぬいぐるみ(のクマ)が 「ある」

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ぬいぐるみのクマが 「いる」
クマのぬいぐるみが 「ある」

「いる」「ある」の違いは、
気持ちのあるなし、共感できるかどうかで決まる
自分と同じように考えられるかどうかが「いる」「ある」の区別。

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人によって意味は曖昧、言葉は曖昧なもの。
誰かがきめるものではないはない、使い方は自由。

外国人に日本語を教えていた時、
日本語でしゃべると身体が小さくなった気がする。
言語によって性格が変わる。

考えることが言語を作る〜考える言葉。
例えば、
「刺身」と「死んだ魚の肉」は同じものだが、受ける印象は全く異なる。
「刺身」だから、おいしい。
「刺身」という言葉を食べている。

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言葉で考えて言葉で感じている。

言葉を変えることでタブー、汚いもの、怖いものを
他のものに変えてしまう。

いろいろな言葉を知っているほうが、
人間としても幅が広がる、人生が豊かになる。

番組の中で一瞬紹介された本がこちら。


金田一家といえば、日本語の大家。

以下はamazonより。

商品内容
コンビニで使われる敬語が一般化している。
京助・春彦に続く日本語研究3代目の秀穂が、言葉の謎に分け入って変化や揺れを探っていく。
辞書編集の老舗家系としては、これからの言葉が変わる予感もあり、
IT化時代の外国語と日本語、といったテーマにも肉薄。

●金田一家、三代
【初代】金田一京助(きんだいち・きょうすけ)
1882(明治15)年、盛岡市生まれ。東京帝国大学言語学科卒。
國學院大學教授、東京帝国大学教授。
アイヌ語研究で有名で、言語学・民俗学者として成し遂げた研究は「金田一学」ともいわれ、文化勲章受賞。
石川啄木の親友として知られる。1971(昭和46)年没、89歳。

【二代目】金田一春彦(きんだいち・はるひこ)
1913(大正2)年、京助の長男として東京都に生まれる。東京帝国大学国文学科卒業。
日華学院などで教え、のち東京外国語大学教授、上智大学教授。
平安時代から現代にいたる京都語のアクセントの変遷を明らかにし、全国の方言のアクセントについて敷衍した。
文化功労者、名誉都民。2004(平成16)年、91歳で没。

【三代目】金田一秀穂(きんだいち・ひでほ)
1953(昭和28)年、春彦の次男として東京都に生まれる。
上智大学心理学科卒、東京外国語大学大学院修了。杏林大学外国語学部教授。
中国大連外語学院、コロンビア大学などの講師、
国際交流基金日本語国際センター客員講師、ハーバード大学客員研究員などを歴任。

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#699 ネコヤナギをわけていただきました。ベルベットのような輝きに見惚れます



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by hiyoriya1410 | 2016-01-31 19:13 | 身辺雑感 | Comments(0)
2015年 10月 28日

プロダクトデザインと科学と『デザインの骨格』

山中俊治さんはプロダクトデザイナー。
小さなもの(ネジとか時計)から大きなもの(トンネルとか自動車)まで、
デザインするのです。

代表的な仕事は、suicaの改札機、日産自動車のインフィニティ、義足・・・
改札機は実験と観察で得た13.5度という角度、これで万人がICカードをかざしやすくなったといいます。
自動車や義足のように固い素材のものですが、柔らかさを感じます。(表紙の時計も)




この本は2009年4月から2010年末までのブログをまとめたものです。
9つのテーマにわけて再構成されています。

第1章 アップルのデザインを解剖する
第2章 デザインを科学する
第3章 コンセプトを形にする
第4章 スケッチから始める
第5章 モノ作りの現場から考える
第6章 人と出会う
第7章 骨を知る
第8章 人体の秘密を探る
第9章 漫画を描く、漫画を読む

中でも気になった項目。(太字は本文引用ママ)
iphoneを使いこなす赤子~アップルがひとつボタンにこだわる理由がここに(第1章)
iphone3Gのボディの秘密~プラスチックのゆがみを少なくするための見えないところまでおよぶこだわり、美しい形の実現にアップルの執念(第1章)
雨はなぜ痛くないのか~空気抵抗があるから。身の回りのいろんなものが、シンプルなルールで動いていることとに感動、「物理学って美しい」とはっきり意識したまったく同感です。ワタシが物理にはまったのも温度ですから(第2章)
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水のかたちにひそむ数学~蛇口から細く水を落とすと先に行くほど細くなる、を数学的に解説(第2章)
科学的思考と(○_○)~絵文字のような顔の人は世の中にいないのに認識できる、科学は案外曖昧。寺田虎彦の「漫画と科学」に詳しい(第2章)
青空の大きさ~自分の目が届く世界の大きさについて考えてみる(第2章)
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・第3章では手掛けてきた椅子、携帯電話、大根おろし器、時計、自動車、車両、動かないロボット、tagtypeキーボード、デジタルカメラ、サービングツール、通信モジュール、SIMについて語られます。
・細身でしなやかな武道の達人~日本人デザイナーの特徴のひとつ、大リーガーのイチローは日本の美意識の体現者。国によってデザインにも傾向がある(第3章)

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専用シャトルバスと社員食堂がだめだった

形を描こうとしてはいけない~構造を書くことによって自然に形が生まれる。(第4章)
・スケッチに込められる動き~は、必ずしも描かれる対象の動きではない。むしろ観察者の動きこそが込められる
。(第4章)
わたしがなんとかしようと思うとき~帆のようなエアコンのデザイン、かっこいいです(第4章)
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よく知っている物ほど難しい~絵を描くというのは、見る技術です。語論理的思考の優秀な人間ほどしばしば「かたち」を見ていない事に気がつきました。絵を描く訓練は、わかっている物をあえて捉えなおす作業です。文章においても論文と詩が違うように、絵においても正確にかたちを描く事と、表現者として
感動させる事は全く違います。
・楕円円や楕円を描くには空中で描きながら紙に着地する、なるほど
・脳内メジャー~モノ作りの現場は計量感覚がかなり重要。「すごく薄い」ではなく「3.5から4ミリぐらいでした」といえるように(第5章)
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・第6章では出会った人たちにまつわる話。
・第7章はタイトルにもある「骨格」、骨について。「骨」展について。
走ることは跳ぶこと~アスリート用義足をつけたランナーが走る姿は、まさに跳ぶ(第8章)
数万人の足になる~この義足を使って走る人は、数十人かもしれない。しかし、その人たちが大観衆の前で走れば、その瞬間に何万人もの足になるでしょう」は障碍者医療の関係者の弁(第8章)
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ふたつにひとつ以外の選択~大学生だった頃、漫画家になるかエンジニアになるか、とても迷いました。その結果どちらも選ばず、工業デザイナーになるという、ちょっと異方向の「アイデア」に飛びつきました(第9章)
漫画を世界に普及させた原動力~印刷、紙質が最低レベル、独特のコントラストの白黒画、この技法が世界中どの国で印刷しても物語世界が失われない、つまりキャラクターの魅力が保たれる(第9章)
浦沢直樹さんの「PLUTO」~手塚さんの「アトム」でとても好きな作品、浦沢作品はアトムの世界観を壊さず、見事。人間姿のアトムに心躍りました(第9章)

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項目には写真やイラストがついています。
デザイナーの人ってみなさんこんなに絵がお上手なんでしょうか。

巻末の5頁の山中先生の漫画が豪華なオマケです。
山中先生、漫画好きというのも嬉しい。

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#729 骨格、思い出した、ハチの絵。1本の線で描いてます


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by hiyoriya1410 | 2015-10-28 23:57 | 読書のまわり | Comments(0)
2015年 10月 15日

人生・仕事の結果の方程式と「賢く生きるより辛抱強いバカになれ」

「賢く生きるより辛抱強いバカになれ」は、
稲盛和夫さんと山中伸弥さんの対談(2014年8月)をまとめたものです。


京セラ、KDDIを創業、瀕死のJALを3年で再建し、
平成の経営の神様といわれる稲盛和夫氏。
ips細胞を開発し、京都賞、ノーベル賞を受賞した、
山中伸弥京都大学ips細胞研究所所長。

おふたりの拠点は京都、ほかにも共通点が多いことが対談からわかります。
理系出身、父親が工場経営者、挫折を繰り返した半生、愛妻家…。
表題は稲盛和夫氏が対談の中で話している言葉の一部ですが、
こんなふうに語っています。

P107、社長を伊藤氏に譲って彼の手腕で業績は向上、
うちの幹部連中を見渡しても、昔は一流大学卒はあまりいませんでした。「辛抱強いバカばかりが残ったな」とみんなと冗談を言ってます(笑)

さて、方程式ですが
「人生・仕事の結果=考え方x熱意x能力」
3つの要素で一番大事なのは「考え方」次に「熱意」「能力」、
各点数として、能力は0点から100点まで、
熱意は努力とも言い換えられるがやはり0点から100点まで。
考え方はマイナス100点からプラス100点、ということです。

能力が並でも前向きに思いやりを持って努力すれば、
桁違いの成果をあげられることを意味しているとのこと。

経営と研究、それぞれの興味深い話が詳しく語られています。

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#742青い空が気持ちよい、朝晩とストーブ

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by hiyoriya1410 | 2015-10-15 23:52 | 身辺雑感 | Comments(0)
2015年 10月 08日

四つの力と「強い力と弱い力」

例年10月のこの時期は、ノーベル賞ウィークでニュースが賑わいます。
昨年の物理学賞に続き、
医学生理学賞に大村智さん、
物理学賞に梶田隆章さんがそれぞれ受賞しました。
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「ニュートリノに質量があることを示すニュートリノ振動の発見」が受賞理由です。
岐阜県の神岡鉱山の地下1000mにある実験施設スーパーカミオカンデの壮大さには、
唖然とさせられます。

極微小の世界の理論を検証するためには、巨大な装置が必要で、
実証するための方法や装置を考え出すことに驚くばかりです。


素粒子間の力についてはこちら、大栗博司先生の一般向けの新書第二弾です。
(第一弾は重力とは何か)


そもそも自然界には「四つの力」が働いている、
それが「重力」「電磁気力」「強い力」「弱い力」という。

よく見かける文字ばかりが並ぶ単語が物理用語で
身近なことだと示しているようです。

読んで「!!」と思ったところをほんのいくつか抜粋。
・「重力」は素粒子の世界に影響を与えない
・金属製のクリップに上から磁石を近づけると持ちあがる、これは小さな磁石の力の方が、地球1個分の「重力」よりはるかに強いということ
・原子をくっつけて分子を造ったり、分子を集一つの塊とし、私たちが日常で触れるさまざまな物質をつくるのも「電磁気力」
「電磁気力」には、「重力」にない反発力がある
・クォークとは陽子や中性子を構成する基本粒子で、中途半端な分数の電荷を持っている
・クォークを陽子や中性子の中に閉じ込める力が「強い力」のエネルギー、それが物質の質量の99%をしめる
・クォーク同士をを結びつける「強い力」には、距離が長くなるほど強くなる性質がある
・電磁気力より強いのが「強い力」、弱いのが「弱い力」
・「力」とは、物体の運動を変化させるもの
・太陽がじわじわ燃えていられるのも「弱い力」のおかげ。太陽の中では、弱い力によって、二つの陽子が重水素の原子核に変わる

・19世紀電磁誘導を発見したマイケル・ファラデーは、当時財務大臣に「電気にはどのような実用的価値があるのか」と問われ、「なんの役に立つかはわからないが、あなたが、将来それに税金をかけるようになることは間違いない」
・戦争ではなく平和目的による技術革新を
・科学がもたらす喜びは文学、音楽、美術と等価

大栗先生の本は、読むたびに発見を得られます。

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#749 家もすっかり冬支度、ストーブがでていました


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by hiyoriya1410 | 2015-10-08 23:57 | 暮らしと科学 | Comments(0)