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2018年 02月 09日

雪国と『かさじぞう』

この雪国に暮らして20年、今年の冬はいつもとちょっと違うように感じます。

・例年より青空を見ることが多い
・雪が例年より少ない(他の地域は逆に多い)
・凍る日が多い、気温が低い

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同じ県でも、雪がたくさんふる地域であっても場所によって特長がありますね。

ここは積雪量がもっとも多い地域。
それを基準に冬の生活ができるように整備されているので、
多少、雪が降ってもびくともしません。

10cm積もると午前3時から除雪車が主要道路をまわり車で通勤できます。

だんだんとそうなったのでしょう。

ですから普段降らない地域に雪が降ると、どんなにか大変かと思います。


冬の絵本の古典名作のひとつ『かさじぞう』は日本の昔話です。

いろいろなテキストと絵で絵本がありますが、ここはやはりこちら。


赤羽末吉さんの朴訥とした絵と瀬田貞二さんの文章。

昔話の絵本は選ぶのが難しいと思います。
ほんとうなら語りだけで話して聞かせるほうがよい気もします。

小学校の読み聞かせで何度か読みました。

雪国なので雪の描写のある絵本は、子どもたちにとっても身近に感じるようでした。
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#649 鋭角に伸びるつららが美しい。家の軒下



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by hiyoriya1410 | 2018-02-09 20:15 | 身辺雑感 | Comments(0)
2017年 11月 27日

革のペンケースと文庫カバーと『時計つくりのジョニー』

牛革のバッグを作ったことがあります。
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参考にしたのは以前紹介したこちらの本『バッグLessonプロが教えるテクニック』。

江面旨美さんのバッグが好きでよく他の本もながめていました。
素材の組み合わせが妙。
ホースやアミを使ったりユニークです。

革を麻糸で手縫い、ちゃんとバッグになります。

作って、材料費高いなー…作ったのはこのバッグと栞だけになりました。


そんな手仕事好きな彼をみていると思い出されるのがこの絵本。

『時計つくりのジョニー』は材料を集めて自分で柱時計をつくるジョニーのおはなし。



コツコツと取り組むジョニー。
強い意志を表面には出さないけれど行動でその強さを知ることができます。

うまくは言えないけれどこうした子ども、いたなぁ~とこの絵本をみると思います。

ちょっとジョニーに似ていなくもない息子。

先日、息子が革の道具ある?
と聞いてきました?

やりたいのだそうで、持っていた穴を開ける鉄?の道具など送りました。
この本も。

そして、ペンケース、文庫カバーを作ったそうです。
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子どもの頃から何か作るのが好きな人ですね。

そして、つくるのはやはり、たのしいのです。

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海外名作絵本のブログを書いています。



#667 フレンチトーストと焼きりんごはココナツオイルで香ばしく
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by hiyoriya1410 | 2017-11-27 20:58 | ハンドメイド | Comments(0)
2017年 09月 21日

茗荷ごはんと『ゼラルダと人食い鬼』

Twitterをやっています。

発信するより情報収集。

土井善治さんのツイートでおいしそうな茗荷ごはんの写真を見つけました。

茗荷で、ごはん!

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これはいい!!

と冷蔵庫にあった茗荷の使い道に決定です。(いただきもので野菜室にしばらく前から入っていた)

茗荷、大人になって好きになった食材。

シャリシャリといい音、色もまだらな臙脂がチャーミング、形もね。

作り方はなかったので、自己流。

・茗荷を半分に切って斜め切り(存在感を残す)
・油揚げを油抜きし、開いて細かなみじん切り(米粒くらいが理想、できてないけれど…)
・塩、酒、薄口しょうゆで味付け
・鍋で炊く

美味しくできました。


定番といたします。




久しぶりに小学校へ絵本を読みに行きました。

『ゼラルダと人食い鬼』

1年生に読みました。食欲の秋ですしね。

このおはなしも、じっくり読んだら以前とは違った印象を受けました。

「食が持つ力」を前面に感じました。

そしてゼラルダの母性愛、とでもいうのでしょうか。
「食べさせる力」、本当に相手をこれだけ変えることも可能なのよね、と
妙に納得しています。

子供を食べる鬼がドジでおっちょこちょい、なんて素直なの!

そんな驚きが今回ありました。

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#677 雲の形が「がちょう」に見えた


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by hiyoriya1410 | 2017-09-21 23:49 | 食のまわり | Comments(0)
2017年 07月 31日

『深読み!絵本「せいめいのれきし」』とバートンさんの絵が語るもの

『せいめいのれきし』は作者のバージニア・リー・バートンが、8年の歳月をかけて描いた絵本です。

1964年に石井桃子さんの訳で刊行されて以来、多くの子供たちそして大人たちにも愛読されてきました。

刊行から半世紀たち2、宇宙や地球、生物について研究が進み、それまでわかっていないことが解明されてきています。

2009年にはアメリカで改定がなされ、2015年に日本語版が改定されました。

その監修を担当したのが、『深読み!絵本せいめいのれきし』の著者真鍋真博士です。



バートンさんの絵のタッチが、知りたいという気持ちを育んでくれている部分があるのではないかと思います。
(中略)この本の絵の魅力と命へのあたたかいまなざしのある文章が、学術的な興味へと橋渡ししてくれているのでないかと思っています。

れは真鍋さんが本の中で書いています。

バートンさんの絵と共に、写真が掲載され科学的な実証を解説しています。

この本でバートンさんが絵本の創作のかたわら地元の女性たちと、
自然をモチーフにしたテキスタイル作品を発表していたことをはじめて知りました。

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絵本の見返しなどそのまま柄になりそうなものばかり、と思っていました。

この春彼女の「ちいさなおうち」の展覧会も開催されていたようです。見たかったナ

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縁飾りはバートンさんのお得意

絵本『せいめいのれきし』について書いた記事です。

#686 地元の図書館の図書館フェアで「一箱古本市」が企画され出店しています。23ものお仲間がいました




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by hiyoriya1410 | 2017-07-31 22:07 | 絵本とともに | Comments(0)
2017年 07月 18日

『空の絵本』と詩

この絵本は文に惹かれて読みました。

開いてみると。絵もすてきです。草木と空、自然物だけが描かれています。

雨が降り始め、空が変化していく1日の空。



あっ 雨

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だん
だだん
だんだん
雨はつよくなり

だんだん
青いろが 灰いろになり
だんだん
みどりいろが 灰いろになり

ふきぶり
よこなぐり 
だんだん
つよくなってきて

だんだん
だんだんだん
だだだ だーん
だだだだだ だーん
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運命
みたいに たたきつけ
葉のいろが ながれていって
風のいろが うずまいて

だーんだーん
だーんだーん
いつしか 遠くなって
しずかになって

   あっ やんだ
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このあと、空は明るくなって満月の夜に向かいます。


「だ」と「だん」で、雨の様子が想像できる日本語はすごいし、読解できることもすごいと思います。

 
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#688 105歳で日野原重明さんが死去。「齢をとることは未知の冒険へ足を踏み込んでいくこと」と




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by hiyoriya1410 | 2017-07-18 23:38 | 絵本とともに | Comments(0)
2017年 04月 14日

信濃川の河口と『かわ』

マリメッコ展へ行った時に最上階の展望台までのぼりました。
万代島ビルは31階建、晴れて中々の眺め。
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川と海の交わるところ、境目がよくみえました。
色が川と海では明らかに違うのですね。
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高いところから眺めるとこんなにも周りが見渡せるものだときづきますね。
その土地をおさめる人が高い天守を望んだわけがわかります。

よくみえること、はかくも大事なことだったのですね。

▪️
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かこさとしさんの『かわ』は1962年に発刊されたロングセラー。
山の奥で誕生?した川が山間、平野を下り海までの道のりを淡々と絵で描いたもの。

これは絵巻仕立てで7mに広がるようになっています。
川の流れが一目できるのはいいですね。

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#574 河川敷の桜が満開。水がたっぷり見える景色は久しぶりです

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by hiyoriya1410 | 2017-04-14 23:44 | 身辺雑感 | Comments(0)
2017年 02月 03日

朝の紅茶と『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』

冬になって朝の飲み物の習慣が変わりました。
紅茶をミルクティーで飲んでいます。

冬は水分をとる量が減るように思います。
意識的にとろうと思って飲み始めました。

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南部鉄器の急須は保温性抜群で
1時間ほどは温かい(もちろん熱々ではないけれど)です。



下にも布で作ったグルグル巻きのポット敷、
上からはポットカバーで万全です。
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ミルクをカップ3分の1ほど、やや多めに温めて
そこに紅茶を注ぎながら、いただきます。
半分ほど飲んだら紅茶だけ足して、そのミルクティーを飲む、
という、紅茶の濃さが次第に変わっていくのを楽しみながら飲みます。



たっぷりと飲んで体の中から温まる感じがします。


外は、夜に降った雪で真っ白に化粧された景色を見ることができました。

そんな白い雪を見ると
冬によく読み聞かせしていた絵本を思い出します。



冬の空の晴れた色のような水色が美しい絵本です。

真っ赤な除雪車が雪に埋もれた町を
ひとりでかけまわり待ちを救います。

バートンさんの遊び心が随所にみられる絵本です。
いつもながら細かに重機や乗物を描き
「じぇおぽりす」という町の施設や建物を俯瞰で描き
あー、こんな町に暮らす人はどんな人かしら
と想像が膨らみます。

チャーミングに描かれた「けいてぃー」が
自分の使命、とばかり働くその姿に強い意志がみえますね。

雪国の灰色の空におおわれることが多いですが、
雪の背景にこの水色を持ってくるバートンさんのセンスに驚かされます。

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#586 紅茶のおともは「あんこと黒豆のスコーン」、あんこだけの甘さで作ります

ご訪問ありがとうございます。


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by hiyoriya1410 | 2017-02-03 23:17 | 身辺雑感 | Comments(0)
2017年 02月 02日

『シナの五にんきょうだい』の奇想天外とは(くらし部門)

久しぶりに絵本の読み聞かせをしている友人と
ランチに出かけました。

季節の旬の牡蠣づくしのランチ、ほっこりした牡蠣が美味。

絵本の話も色々できて楽しいひと時でした。

『シナの五にんきょうだい』の話が出て
最初に子どもが死んでしまうことで、
この絵本を好まない人もいることを知りました。

絵本をどう読むかは、人それぞれです。

長く読み継がれている絵本には、
どこかそれなりのワケがあるとは思います。




このおはなしは、
そっくりなきょうだいが自分の得意技を生かして
難をのがれるというもの。

黒のちょっと太めの線で絵が描かれ
みかん色でところどころ彩色されています。

絵本が出版され始めたころは、
2色刷りの絵本がありました。

2色の世界。
まったく同じ顔の5人のきょうだい。
突飛で奇想天外なおはなし。

これらは、
おはなしの世界への扉なのではないでしょうか。


むかし シナに 五にんの きょうだいが いました。
五人は そっくりな かおを していました。

こうして、おはなしは始まります。

1番上のにいさんが、ひょんなことから
捕らえられ裁判によって処刑されることになります。

それを、顔のそっくりなきょうだいたちが、
入れ代わり立ち代わり処刑をかいくぐります。


海の水を飲み干すことができる1番目のにいさん。

鉄の首を持つ2番目のにいさん。

脚をどこまでも伸ばすことができるのが3番目のにいさん。

燃えない身体を持つ4番目のにいさん。

息をいつまでも止めておくことができた末っ子。


いくら処刑しようとしてもできないことに、
裁判長は、無罪だから処刑できないのだ、
と判断を下し、村人も賛同します。

最後のページは、
そして シナの五にんきょうだいと おかあさんは
いつまでも しあわせにくらした ということです。

最後に「ああ、よかった」
と思えることは子どもの本では大切なことではないかと思います。


描かれている五人兄弟は、
そっくりで五つ子のようです。

人は見た目も一緒だと、
同じように思いがちですよね。

シナの五にんきょうだいは、それぞれに特技があって、
それぞれに違うのだな、と気づきます。

特技は性格といっていいかもしれません。
その特技も生かせる時も違うということです。

海に投げ込まれたのが、
燃えない体の4番目のにいさんでは助からなかったでしょうからね。

子どもも同じなのではないでしょうか。

兄弟でも、お兄ちゃんができることは、
弟もやっぱり同じようにできて当然、って思いがちです。

でもそうではなく、
特技(性格・個性)が生きる時がちゃんとある、
そんな風に思わせてくれます。

ただ単純に、

水を含んで我慢するすごい顔が4ページもある、とか

燃えない体ってすごい、とか

海に放り込まれて足がぐんぐん伸びるなんて便利、とか

泡だったたまごにつつまれてかまどにいれられるって、とか


ありえそうにない不思議なことに、びっくりする。

おはなしの世界に入り込めたら、
それで十分楽しめ、
子どもの心を豊かにしてくれます。

そんなふうにワタシには思える絵本です。
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#587 朝、白い雪化粧の景色がキレイ


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by hiyoriya1410 | 2017-02-02 23:35 | 絵本とともに | Comments(0)
2017年 01月 05日

6年ぶりの友だちとセンダックの『きみなんかだいきらいさ』(くらし部門)

お正月休みに帰省していた息子のハチが
6年ぶりに小学校時代の友だちと会うとのこと。

センダックのこの絵本を思い出しました。

子どもの頃、
仲直りに理由はいらなかったことを思い出しました。



表紙はつんけんしている男の子がふたり。
ジェームズ」と「ぼく」。

とっても仲良しだった、水ぼうそうにも一緒にかかったくらい、
でも、きょうはちょっと様子がちがうよう・・

「ぼく」は雨が降る中、ジェームズの家に行き、絶交宣言するのです。

「きみとは ぜっこうだ!」
「いいとも」
「さいならあ!」
「さいならあ!」
(雨あがる、お日様が出ている。一呼吸あって)
「ねぇ、ジェームズ!」
「なんだい?」
「ローラー・スケート やらない?」
「オッケー! クルクルクッキー はんぶん あげる。」
「ありがとう、ジェームズ!」

(おしまい)

この絵本を読んで、思い出しました。

子どもの頃どうやって友だちになったのか。
そしてどうやって友だちでなくなるのか。

嫌いになる理由はいっぱいあるけれど
仲直りするのに理由はいらなかったっけ。

いつでもどちらかが、声をかけるだけでよかった、
子どもの世界。

懐かしさが迫ってきました。


「ぼく」の微妙な心情が絵をみているとよくわかります。
描かれる子どもはとてもチャーミングなのです。


小さな子どもには、現在進行形な出来事です。

大人には、遠い日を思い出す絵本になっていると思いました。


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#598 久しぶりに勢いよく降る雪になりました。家の廊下は息が白い




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by hiyoriya1410 | 2017-01-05 21:58 | 絵本とともに | Comments(0)
2016年 11月 15日

SLと『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』

SLをこんなに近くで見たのは、はじめてでした。

11月末頃にイベントで走る予行演習の走行に出あいました。
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煙と汽笛が郷愁を誘います。

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重量感のあるガタゴト、
大きな鉄の塊が動く迫力に心躍りますね。

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機関車といえば、この絵本です。

モノクロで描かれたきかんぼの機関車ちゅうちゅうの
疾走する姿が写真と重なりました。



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#614 行きつけの図書館の桜の木が紅葉がし始めたころ、青空と
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by hiyoriya1410 | 2016-11-15 11:13 | 身辺雑感 | Comments(0)