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2017年 02月 09日

レゴランドと『レゴでつくろう世界の名建築』と建物

4月に名古屋にレゴランドがオープンします。

ハチが5歳から延々と続けてきたレゴ、
12,3年前、TVチャンピオンの決勝が
本場デンマークのレゴランドで
開催された時から、いつかいってみたい場所でした。

それが日本にもできるのですから、ぜひ行かなくてはね。

▪️



こちらは文字通りレゴで作られた世界の名建築。

表紙の建物は、フランス、マルセイユの
「ユニテ・ダビタシオン」1952年、ル・コルビジエ設計。
ベルリンにもあります。

レゴで作られた建築を見るのは
もちろんワクワクすることなのですが、
世界のざーっくりとした、
建築の歴史がきちんと語られています。

新古典主義
プレーリー様式
アール・デコ
モダニズム
ブルータリズム
ポストモダン
ハイテク建築

あらゆるものはレゴでつくることができる、
とこの本が語っています。

構造物としての単位として見るならば
同じ、と言えそうです。

建築物とレゴで作られた建築物の違いは、
レゴで作られた建築に、
より多くの笑顔が向けられることではないでしょうか。

本をながめて口元が緩んでいました。

ハチも「わーっすごっ」と
ひとしきり見てましたっけ。

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#584 お花があるとどこかうれしい


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by hiyoriya1410 | 2017-02-09 23:50 | 身辺雑感 | Comments(0)
2016年 05月 27日

「酵母から考えるパンづくり」の大納言

大納言(小豆)の蜜漬けをたっぷりと入れたバゲット生地のパン、
48-9ページに作り方が載っています。



クエスチョンマークのような愛らしいパン、
小豆があったので作ってみました。

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写真のものとは似て非なるもの、ですが、
バゲット生地の粉を使っていますし、お味は似ているであろう、
と味わっています。

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わが家のビッグな大納言
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本のレシピはパンづくりを本業としている方向けのもの。
オーブンの設定が上火と下火とかですからね。
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美しいパン
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酵母、発酵種を考えるでは、酵母やイーストについて、
そして、様々な種の作り方(レーズン、ルヴァン、ホップ、サワー、レモン)。
パンづくりの基本では、15項目にわたり詳細に解説。
粉の基礎知識では、実際に本で使われている粉について特徴を述べています。
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少量イースト長時間発酵で作るいつものパン
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#663 パンの消費量が減って作る回数が少なくなったこの頃

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パンにあわせると美味、アスパラガスの豆乳ポタージュ
この春はたくさんのアスパラガスをいだだきました



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by hiyoriya1410 | 2016-05-27 20:22 | 食のまわり | Comments(0)
2016年 03月 02日

『おいしいもののまわり』の美しさ

料理とは命をつくる仕事である。ゆえに、料理はつくる人が主役でなければならない。つくる人は、料理の背景にある大自然、その土地の風土に育まれた食材を生かし、歴史的事件に影響されながらも、もっとも最善の調理法を見い出してきた。土産土法をもって、民族の命を健全につないできたのだ。〜
料理することはすでに愛している。食べる人はすでに愛されている。それを当たり前のことと信じて疑わない。そうして、料理をつくる人が食文化を担っている。

〜真のおいしさとは、舌先で味わうのではない、肉体が感じる心地良さ、ひとつ一つの細胞が喜ぶものなのだ。




「おいしいもののまわり」の"はじめに"に書かれている文章から一部を抜粋。
表紙の帯には、
おいしいものは美しい。
日本の「お料理する」「食べる」を知る、32の話。

装丁や本文のレイアウト、写真などどこか懐かしい雰囲気で、
読んで不思議とすっきりしたのです。
凛とした佇まいが全体に感じられる本、美しいです。
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白いエプロン、より

土井先生といえば、[きょうの料理]でおなじみです。
後藤アナウンサーとの絶妙な掛け合い、親しみやすい関西弁で、
さりげなく料理のあれこれを語ってくれる。
この本は「おかずのクッキング」の連載をまとめなおしたもの。
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お茶をいただく「お湯のみ」の話、より

お茶碗のごはんをよごしてはいけない、
は番組で聞いたのか、本で読んだのか、妙に得心したのです。
そんな、お米やごはんにまつわるお話もあります。
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包丁するという調理法

冷めたごはんのごはんのおいしさを教えてくれたのも土井先生です。
〜おひつ ご飯のおいしさ考、お料理の温度のむずかしさ〜に書かれています。
あっ、便利な洗い米も、です。
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目次

内容は、以下のとおり〜Amazonより
台所のお布巾/計量とレシピと感性と/お料理をする箸/玉じゃくし/味をみること・味見皿/パイ缶・保存容器/おひつ ご飯のおいしさ考/季節を感じること、信じること/水を料理する/混ぜ合わせる/洗いものから学んだこと/食の場の区別/茶碗の感性/日本のだし汁/海苔の香り、胡麻の香り/包丁するという調理法/大根の一年/日本のお米 日本のご飯/お料理の姿 人の姿 など

この本で、ますます土井善晴さんのファンにlなりました。

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#695 3月になっての猛吹雪にはびっくり。空気が洗われるようで気持ちイイ


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by hiyoriya1410 | 2016-03-02 23:57 | 食のまわり | Comments(0)
2016年 02月 16日

『みその本 みその料理』と自家製みそ

昨年仕込んだおみそが使い時となりました。
まろやかで、おいしいです。


白みそのようでもあり、でも甘すぎず、
塩分が自然に身体に浸透するような感じ、とでもいうような。

寒のこの時期に今年のおみそを仕込みたいところです。


この本は辰巳芳子さんのお母さまが書かれた本。
昭和47年に柴田書店から川村渉氏とに共著『みその本』の第2編
みその料理、を担当しそれを再構成し復刊したもの、とあります。


冒頭、辰巳芳子さんは、平成の世にいまこの本を問うことの意義のひとつに
以下のように綴っています。

古来、大豆の代表的な加工品である「みそ」が日本人の食卓にどんなに多くの役割りをはたしてくれるか、を知るためでなく、みその具となり、相方となる食材の扱い方を知り、季節とともにある食材を感じなおしたいとの思いを込めて、〜
「みその料理」の向こうには、日本の食材が透けて見える。

内容は、みそ汁に始まり、あえもの、焼きもの、煮もの、なべもの、練りみそ、揚げもの、みそ漬け、と様々な料理が展開されます。

最後に辰巳芳子さんが、「現代に生きるみそ料理」として寄稿されています。
1.酒の肴から食事の流れの中に
〜穴子の天ぷらをみそ汁の主に、するというもの
2.残ったおみそ汁で
〜みそ汁の使いまわしとして、オートミールのみそ汁かけ
これはお父さまが好んだいただき方、とありますが、ちょっとびっくり。
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3.立派に一品になるみそ汁
〜小鍋仕立て 相変わらず美しい食卓です。
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4.練りみそ 蕗みそ、玉みそはよく作ります。
5.みそ床 ガーゼにはさんで、食材専用の床を漬ける、
卵黄のみそ漬けは一度は作ってみたいと思っているもの。
温泉卵の卵黄を使うとよい、とあります(現代の卵は水っぽいかあら)
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醗酵食品でもあるおみそ、
これからはますます意識していただこうと思います。
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これがワタシの手前みそ

#697 先日作って石けんを切り分けました。まだ少しは柔らかめ。1月ほどで使えるように、乳白色
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by hiyoriya1410 | 2016-02-16 23:07 | 食のまわり | Comments(0)
2016年 02月 08日

「20世紀の良品」と無印良品と模様替え

先週末に久しぶりに台所の模様替えをしました。
カウンターを一直線に並べて、冷蔵庫の向きも変えて、
随分と動線が整理されて使いやすくなりました。
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格段に動きやすくなった、と夫ドッコイも

大物を動かすと掃除ができてスッキリします。
床はタイルカーペットを敷いているので、
カウンターも重い器や道具を出せば、引きずって動かせます。
冷蔵庫も、一人で動かします。
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居間から台所をみる

8畳の居間と台所の境にあったクラフトボックスは、
本やファイルがつまっていましたが、
カウンターの裏側、台所に移動、
食事をする大きい方の丸テーブルを居間に移しました。
やや小さめの丸テーブルを台所に起き、パンやお菓子作りの作業台に。
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作業台にしたい丸テーブル、これもmuji。左奥が冷蔵庫、モノが多いですね

台所で動かさなかったのは、
食器などが入ったローチェストとガスオーブンくらいのもの。
その割に、あっと言う間に片付きました、ちょっとびっくり。

年季の入ったクラフトボックスを、あたふたと片付けながら、
思い出した本がコチラ。

クラフトボックスは無印良品。
この本は無印良品の誕生20周年を記念して出版されたものです。



発行が2001年。
21世紀へ向けて、まずは20世紀の良品を選び出す、
ということをやっています。
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7章に分けられたテーマとモノの一部、
①身体の解放〜ジーンズ、ファスナー、絆創膏
②電気と石油〜洗濯機、ペットボトル、ストッキング
③インスタント性〜カップ麺、ラップ、サプリメント
④移動と伝達〜自動車、テレビジョン、インターネット
⑤快適と便利〜バス/トイレ、ティシュー、量り/物差し
⑥趣味と遊び〜ウォークマン、映画、ライター
⑦伝統と現代〜着物、和紙、コンクリート
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懐かしくみえるモノ、
変わらずかっこいいモノ、
あらためて新しさを発見できるモノ、
様々です。
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巻末には20世紀の年表。
はじめて作られた。モノが最も多い世紀なのでしょう。


さて、MUJI製品、いろいろ使ってます。
消しゴムから衣服、家具、雑貨、食品、
今や家までありますからね。

1980年生まれの無印良品。
一号店にも行ってます。
池袋、サンシャインタワービルの側の西友の2階(のはず)、
最初は、《無印良品》と書かれた紙バックをみて、
これがブランド名と思わず、良品を集めたお店、
といった認識だったのです。

生成り一色のかけ布団を買った記憶があります。
余計な柄などなくシンプル。

ずっとmujiというブランドを使い続け、その変化を見続けてきた、
という面白さ。そしてこれからも。
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#698 この日は十日町では珍しい快晴。ソラばかりみていたい



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by hiyoriya1410 | 2016-02-08 23:57 | 暮らしのエッセンス | Comments(0)
2016年 02月 06日

『石けんのレシピ絵本』と1年ぶりの石けん作り

今日、久しぶりにマルセイユ石けんを作りました。
気温が低いと固まりにくくなるので、
真冬に石けんを作ることはしたことがなかったのですが、
ストーブをつけているので、なんの問題もなく、
むしろいつもより早く型に入れることができました。

オイルは買ってあったので、一気呵成。(なので写真撮り忘れ)
朝のお弁当作りを終えた勢いで始めました。

マルセイユ石けんを2本分。

購入もできます。コチラ:楽天


太陽油脂で前田さんレシピのオイルミックスが発売されていて、
もっぱらこれを使っています。
《最高に贅沢な石けん》のオイルミックスもあります。

さて、作り方はいたって簡単。

オイルはボウルに入れて湯煎にかけ40°C+−2°Cにし、
苛性ソーダを溶かした水は熱くなっているので、
ボウルに氷をはって温度をオイルと同じくらいに下げます。

あとは、オイルに苛性ソーダ液を細く流し込みながら、
マドラーでひたすらかき混ぜます。
最初の20分は連続で。

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あとは時々かき混ぜて、ホットケーキのタネくらいの固さになったら、
型に入れて発砲スチロールの箱に一晩入れて、
2、3日して固まったら、型からだして、切り分けて乾燥させる。
1か月ほどたてば使えます。

気がつくと、石けんののこりが2個ほど、
慌てて作りました。


石けん作りのノートを見ると、前回作ったのは
2014年7月15日、マルセイユ石けんを2本でした。

前田さんの手作り石けんの本は、これが3冊めで上級者向けです。
季節ごとの石けんが3種類づつ、どれも垂涎の出来栄え。

石けんにつけられた名前も素敵です。
春なら、イースたーラビットの卵石けん、水仙、松葉の石けん、桜吹雪、バラの園、
夏は、朝のアロエ石けん、花嫁のはにかみ、海辺のサンシャインバー、夏の庭仕事の石けん、など
秋は、秋の麦わら帽子、絹の道、など
冬には、ゆずとひのきの石けん、北欧のクリスマスブレッド、バレンタインのチョコレートバー、檸檬石けん、など。
前田さんはロマンチストですね。
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花嫁のはにかみのページから

加えて、この本で透明石けんの作り方が載せられています。
眺めて美しい透明石けんですが、効能ではマルセイユ石けんや、
5つのオイルの最高に贅沢な石けんにかなわないようです。
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作り方を見ると、石けんを透明にするための添加物が、
植物性グリセリン、グラニュー糖、精製水、無水エタノール、
これらを沸騰させて使うようです。
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透明石けんのステンドグラスのページから

さすがにこれにはチャレンジしませんでしたが、
掲載されている、ステンドグラス、や紙石けん、
の名前がつけられた透明石けんを見ているだけで、
ため息が出ます。

はじめて作った、オリーブオイルだけ、椿オイルだけの
シンプルな石けんが、いちばんお気に入りです。

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熟成中のマルセイユ石けん

#698 お菓子作りと石けん作り、やっぱり似てますね、マドラー回しながら



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by hiyoriya1410 | 2016-02-06 23:56 | ハンドメイド | Comments(0)
2015年 07月 15日

小鳥さんと「未来ちゃん」

「未来ちゃん」は、写真集。



数年前に話題になっていました。
インパクトある表紙。

めくり方がちょっと変わっていて、縦に開きます。

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写真が上下に配置されて、横なが写真が2枚、
あるいは縦なが写真が1枚がみれます。
余白もなく断ち切りで写真がめいっぱい。

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未来ちゃんは、女の子の名前。
未来ちゃんと未来ちゃんの周りにあるものと、
未来ちゃんの見るものが撮られています。

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赤い服を着ている未来ちゃんがたくさん。
くるくる変わる豊かな表情。

冬からはじまり、春、夏、秋、そして冬。

笑い、驚き、睨み、微笑み、おどけ、すまし、喜び、泣き、悔しい、集中し、凝視し、思案し、不思議そうに、黙々と、埋もれて、挟まって、寝ころがって、登って、転んで、しゃがんで、隠れて、ひとりで、ふたりで、遠くを、近くを、今を、

生きている未来ちゃんが映っています。


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何よりも信頼、見つめている人の存在。
写真は、撮る人で被写体の表情がまったく違います。
未来ちゃんを見つめる川島小鳥さん、の眼差しが優しい。

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奥付をみると2011年発行。
東日本大震災の1か月後の4月に発行されています。
「未来」という名を持つパワーの塊のような未来ちゃんに、
希望が見えるように感じます。

前書きやあとがき、説明が一切ありません。(表紙のタイトルと奥付だけ)
潔い装丁、祖父江慎さんによるものです。

奈良美智さんの描く子どものようにもワタシには見えました。

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#828 ハチが未来ちゃんくらいの頃撮ってくれたワタシの写真は、不思議なほどに優しそうな人に写っていました。写真はカメラマン次第


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by hiyoriya1410 | 2015-07-15 23:51 | 身辺雑感 | Comments(0)
2015年 06月 26日

両生類無尾目の優雅さと『カエルのバレエ入門』

これはなんといっても、カエルの優雅な姿を描いている
クリントン・アロウッドに拍手です。

カエルの真剣・大真面目な表情と
華麗なポーズが最高にキュートな絵本です。




黒一色で描かれた絵は、とにかく線が細い。
極細密線画。
黒くみえる部分もベタでぬらず、線を書き込んでいます。

冒頭に「はしがき はじめに」があり
おわりに「ちょっとまじめな解説」がありますが、
それ以外の目次は、

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第1部 ポジションと動き
五つの基本ポジション
 第1ポジション 第2ポジション 第3ポジション 第4ポジション 第5ポジション
バーおよびセンターでおこなうポーズとパ
 プリエ アントルシャ グラン・ジェテ パ・ド・シャ カブリオール パ・バロネ アティチュード 
 アラベスク デヴロッペ
パ・ド・ドゥ
 ピルエット アラベスク・パンシェ グラン・ジュッテ プティ・バットマン アティチュード 
 バ・ポワソン

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第2部 カエルのバレエ団 
 終幕のあいさつーブラヴォー! プリマ・バレリーナ 


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基本、右ページにカエルのポーズの絵があり、左ページにポーズの解説が書かれています。
右ページの絵の下に書かれた文のおかしいこと。
例えば、
第1のポジション あほづらはおまけです

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第3のポジション …できるだけ肥らないようにしなくてはいけません
プリエ      こればかりということはないにしても、熱心に練習しましょう
パ・ド・シャ   人生でできるだけ大きな音をたてずにおりることを心がけてはどうでしょうか
カブリオール   …軽い、いたずらっぽい、かわいい動き

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アティチュード  ある感情や態度を表現する

アラベスク・パンシェ おたがいの信頼と調和がなければいけません

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なんとも、言い得て妙、本当に。

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最近、バレエの世界コンクールで日本人が多く受賞するニュースを嬉しく聞いています。
身体の芸術的表現は日本人には、向いているのでしょう。もちろん内的表現も。
繊細緻密な表現力を必要とする、芸能(能、狂言、歌舞伎)が日本には多くあります。  
型を身につける素養もあるように思います。

バレエには、音楽と物語と舞台美術と衣装とスタイルとがあり、
その優雅さに憧れ、
10代はバレエ漫画(アラベスク、SUWAN)に夢中、
20代はバレエ公演を観まくり、
30代は数か月バレエレッスンに通い、
40代は映像鑑賞専門、で現在に至るといったところ。

この絵本でバレエへのワクワク感を思い出したのでした。

最後になぜカエルか。
やっぱりハリのある手足の曲線の美しさでしょう、
と勝手に解釈シテマス。

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#845 巨大重機を見ると血が騒きます。絶妙なバランスはバレエと相通じるものも



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by hiyoriya1410 | 2015-06-26 22:32 | 絵本とともに | Comments(0)
2015年 06月 23日

般若心経と「生きて死ぬ智慧」

日本で最も知られているお経、般若心経。

生命科学者で歌人の柳澤桂子さんが訳した現代語の般若心経と、
日本画家の堀文子さんの凛とした画。

帯には、「心訳般若心経、科学的解釈で美しい現代語に」。

すべてのページが、黒バックに白い文字で書かれています。
堀さんの花や草木、水母(くらげ)、山脈はどれも有機的で
圧倒的な力をみなぎらせていながら、静か。



ひとはなぜ苦しむのでしょう
ほんとうは
野の花のように
わたしたちも生きられるのです

もし あなたが
目も見えず
耳も聞こえず
味わうこともできず
触覚もなかったら
あなたは 自分の存在を
どのように感じるでしょうか
これが「空」の感覚です

ページをめくると1ページ目に、この言葉が野の花の画。

次ページからは現代語訳、対するように小さめの文字でページ下の五分の1のに
般若心経の原文が記されています。

堀文子さんの画。本では原画を作者指導のもと加工して使われています。

カバー 地吹雪
見返し 春を待つ鳥
扉   ヒマラヤの青き罌粟(poppy)
4-5   くらげⅠ
8-9   春炎
12-13  ヒマラヤの夕映え
16-17  チアバスの夜
20-21  霧氷
24-25  魔王の館
28-29  麦畑に芥子が咲く
31    チェチリアーノ凍る花野

幻想的ですべての画が彼岸を感じさせます。
ポピーは堀さんにとって特別な花です。
ヒマラヤに咲く幻の青い罌粟を求めて、
82歳で5000メートルの高地を踏破しています。
現在97歳。
浮遊感のあるミジンコを描くなど、
極緻の生命宇宙を魅力的に描いています。


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麦畑に芥子が咲く

その後、般若心経の意味と英訳文が併記されています。
英訳はリービ英雄さん。「英語で読む万葉集」(岩波新書)の著者です。

本文から一部抜粋。

一番有名な「色即是空 空即是色」は以下のように。

「色即是空」
形あるもの
いいかえれば物質的存在を
私たちは現象としてとらえているのですが
現象というものは
「空即是色」
時々広告と変化するものであって
変化しない実態というものはありません
実体がないからこそ 形がつくれるのです
実体がなくて 変化するからこそ
物質であることができるのです


気になっていた般若心経の閉めの呪文(ぎゃてい ぎゃてい はらぎゃてい はらそうぎゃてい)
「羯諦 羯諦 波羅羯諦 派羅僧羯諦」

行くものよ 行くものよ
彼岸に行くものよ
さとりよ 幸あれ

それに続く
「菩提薩婆訶 般若心経」で終わります。

これで
智慧の完成の言葉は終わりました


日本人に般若心経が人気があるのは、
「空」の思想が民族的、風土に染み込んでいるからではないか、
と思います。

262文字で表現された般若心経は、
逆説的に、そこに大きな意味を込めた最強の呪文です。

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#848 午後3時ころ雷が30分ほど、大きな音、雨はそれほど降らず夕方の風邪が涼しくなりました




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by hiyoriya1410 | 2015-06-23 23:28 | 読書のまわり | Comments(0)
2015年 05月 28日

毎年咲く花と「川瀬敏郎 一日一花」

道を歩くと毎年必ず出会う花々があります。
同じ場所に同じように。

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電信柱とともに


道端や生垣、線路脇や電信柱の横、空き地や庭、軒先。
咲いたと思うと枯れて、また次の花がいつの間にか咲き出す。
凄いなあ、と。

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線路脇の花

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⚫︎



川瀬敏郎さんの366日の花。

東日本大震災のあとはしばらく花を手にできなかったが、
その後被災地の人々が花をながめる無心の笑顔を見て、
無性に花が活けたくなり「一日1花」をはじめた、とあとがきにあります。

1日1ページ日付と一言が添えられ、花と器が記されています。
背景が366日、ずっと同じなので、花がより際立ちます。

凛として気持ちよい景色です。
ちなみに今日、5月28日の花は、深山半鐘蔓(ミヤマハンショウヅル)。
いまはもう、この花はのような人に
出会えなくなりました。
の一言。
紫の鐘の鐘のような形の花、うつむき加減で楚々とした印象です。

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枯れそうな花もまた美しい


#842 道を歩きながらきょろきょろしてしまう初夏の陽気の日




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by hiyoriya1410 | 2015-05-28 23:47 | 身辺雑感 | Comments(0)